去年の2月初旬頃、4月になれば手数料程度の株価上昇はあるだろうし、最悪でも配当金程度はもうかるだろうと安易に考えて、みずほFG(8411)を152円(10株統合前)で買い建てしたものの、その後のコロナショックで株価は大幅に下がったことから、預金を取り崩して現引きしたものですが、株価は1年余りで1700円台(10株統合後)まで戻ってきました。買値と比較すると約10%ほどの値上がりで、自分的には悪くない結果となりました。貴重な預金(?)を下ろして買ったようなものなので、本来であれば喜んで売るべきでしょうが、どうしたものかと考慮中です。このところの銀行株の株価動向を見ていると、どちらかというと株価は上昇中で天井に届いたようには見えません。勿論素人考えなので当たるも八卦、当たらぬも八卦という程度ですが、もうしばらくは様子見が正解なような気がします。
また、株を売って再度預金に戻すのもイマイチという感じで、どうしたものかと考えているものです。みずほFGの配当は75円ほどとなっており、株の買値と比較すると5%弱となり、税引き後でも4%弱となります。現在の銀行預金を考えると、定期預金でさえ利子はせいぜい1%程度しかなく、このまま株を持っていた方がはるかに有利です。預金と違って株価は変動することから、株価が下がることを考えると、それなりにリスクはありますが、銀行という業種を考えた場合、これから大きく伸びるというほどのことはなく、どちらかというと不況業種にも見えます。しかし、これは数年前から言われていることで、今更問題が出てきたわけではなく、どちらかというといよいよどうにもならなくなり、支店の統廃合とか、ATMの削減など、否応なしに合理化をやり始めたようにも見えます。
また、フィンテックとの関連で、銀行間の振り込み手数料も下がるようですが、この手数料の下げというのは銀行によって有利、不利があるようです。話によれは振り込み手数料というのは振り込む銀行が振込先の銀行に支払うもののようです。このため、他行への振り込み件数と他行から自行への振り込み件数を比較して自行からの振り込みが多い銀行にとっては支払い額が減り、逆に他行から自行への振り込み件数が多い場合、手数料の収入が減る、ということのようです。メガバンクと地方銀行を比較した場合、メガバンクは他行への振り込みが多く、地方銀行は他行からの振り込みの方が多いため、メガバンクには有利との話もあります。この辺のことを考えると、みずほFGなどのメガバンクの株価は大きく下がるとも思えず、株を売らずにこのまま保持した方が良さそうな気もします。

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