去年の年末頃まで日本ではコロナの患者数が減少しており、このまま正月明けまで感染者数が少なければコロナの感染も収束するだろうと期待していましたが、残念ながら年明けとともに感染者が急増し、第6波の感染拡大となりつつあるようです。人口も多くその分患者数も多い東京や大阪は仕方がないにしても、今回は広島や山口など、これまで患者数の少なかった県でも多くのコロナ感染者が出ているようです。年末に海外へ旅行などで行った人が帰国するとともに、海外から持ち込んだと思われるコロナウィルスで、感染者が増加するというのも困ったものです。日本に到着した飛行機の乗客で、147人もの感染者が出たとか聞くと、海外に行くのは自由にしても、コロナに感染したなら日本へ帰国するな!と言いたいほどです。
今回の感染拡大の場合、広島県や山口県、沖縄県などは米軍の基地があり、どうやら米軍関係者から感染が拡大しているようで、迷惑至極という感じがしないでもありません。コロナ感染についての感覚が日本人とアメリカ人では大きな差があり、マスクなどの着用も大きな差があるようなので、米軍基地近傍でコロナの感染が拡大するのも無理はないのかもしれません。現在のコロナ感染者はオミクロン型と呼ばれるウィルスよるものがほとんどのようで、感染力が従来型と比較して数倍という話もあります。また、感染しても症状が軽く済むという話もあり、もしそうであれば幾分の安心感はあります。
しかし、コロナ発生時に専門家なる人が言っていたことが全く当てはまらない、というのも情けない話です。最初の頃の話では、6割の人が感染して抗体が出来れば感染は収束する、という話だったはずで、そのためにワクチン接種を急いだはずですが、現状はコロナ感染の収束には程遠い状態です。また、ワクチンも2回接種すれば抗体ができて安全、という話でしたが、現在はワクチンによる抗体は3ヶ月程度で減少する上、別のタイプのウィルスにはあまり効果がないとの話で、騙されているようなものです。1月12日の新規患者数は1万3千人ほどということで、日本人の感染者数があっさり1万人を超えてしまった、という感じです。ワクチンの効果が時間とともに減少し、しかもコロナの感染が世界的な形で収束しないとすると、当分はコロナに悩まされることになりそうです。

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