買値から半値8掛け2割引きといった感じまで株価が下がっているユビキタス(3858)ですが、株価の動きが怪しい感じがすることから、ほとんどの持ち株を売りました。ユビキタスは去年の11月頃から出来高を伴って株価は下がっており、今年になっても株価は下がり、500円を割った状態となっており、しかも下げ止まりという気配はありません。10年ほど前に買い、7桁になるほどの損を出して結局は倒産したベンチャー・リンクを思い出すほどの感じです。念のため四季報を見ると業績は回復傾向にあるような記述ですが、株価の動きと合わない感じがします。むしろ大株主がこれまで市場で持ち株を売り切ったような感じも受け、このまま株を持つのはまずいような気がするものです。
ベンチャー・リンクの場合、大きく下がった株価の頃、ほとんど興味をなくした状態でそのままにしていた結果、株価は1円まで下がり、結局は倒産という形で清算されたものです。株券が電子化されていなければ、倒産した会社の株券が残ったはずですが、電子化されていたため何も残りませんでした。ユビキタスも下手をすると同じ状態になる可能性が感じられることから、半値8掛け2割引きという状態の株価であれ、持ち株を手放して幾分でも投資資金を回収したものです。しかし、この株はNISA口座での運用であることから、他の株の収益と合算することは出来ず、馬鹿としか言いようがない結果となりました。5年間もあれば株価は大きく上がるだろうと考えて買った株でしたが、駄目な会社は期待しても無駄、という結果となりました。
自分の投資スタイルを考えると、損切りをしないというか出来ずにそのまま持ち続けることから、ジャスダック市場などの小規模の株への投資は向いてなく、失敗が多い結果となるようです。NISA口座での運用についても下手な形で事業拡大を期待して株を買うよりも、配当などが無税となることを考慮し、安定した配当を行っている会社の株を買った方が自分の投資スタイルに合うような気がします。ユビキタスといい、JTECといい、馬鹿な投資をやってしまったものだと反省しきりです。ユビキタスと同様に買値から半値8掛け2割引きの株価となっているJTECも、NISA口座の分は売ったことから、今年のNISA口座の運用では、馬鹿にならないほどの損を出す結果となりそうです。

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