アイシネンのエアバリア実験をする簡単な装置です。
下から華氏102.6F(摂氏39.2度)の温風を3種類の断熱材を入れたゾーンに吹き上げています。
写真は華氏表示なので、摂氏表示に直して説明します。
一番左側には、セルロースファイバーが充填されていて、空気をかなり通すために、黄色のボールが一番上まで上昇しています。
華氏102.6F(摂氏39.2度)の温風は断熱材を通過して、華氏93.2F(摂氏34度)に下がっています。
右側には、ファイバーグラスが充填されていますが、こちらも結構空気を通してしまい、ピンクのボールが一番上まで上昇しています。
華氏102.6F(摂氏39.2度)の温風は断熱材を通過して華氏83.8F(摂氏28.8度)まで下がっているのでセルロースファイバーより断熱性能が良い事がわかります。
真ん中がアイシネンになりますが、ブルーのボールが全く動いていません。
空気を通していない事がわかります。
温度表示が華氏74.8F(摂氏23.8度)になっていますが、ここまで温度を下げたと言うより、この実験をしている部屋の温度と思われます。(空気を通していないので・・)
断熱材の空気が動いてしまうと、断熱性能は半減すると言われていますが、
日本の断熱実験では、空気流動を考慮しない実験測定のようで、アイシネンとグラスウールがほとんど同じ熱抵抗値と考えられています。
おかしな話しですよね!
はやく現実的な実験方法に改まらないものなのだろうか?
必要以上の厚みの仕様にしている分、お客様には余分なコストがかかっていることになってしまっています。
トレードオフの緩和措置はあるのだが、何とか実験方法を改めてもらいたいものです。
ご覧頂きありがとうございます。よろしければ下のバナーをクリックして頂ければうれしいです!
にほんブログ村
問い合わせ先:hym076@yahoo.co.jp 葉山

0