本日再び仕込み&タタキ。
最近このブログを読んでいる共演者の方が増えてきて(嬉しいことなのだが)私がタタキ苦手人間であることがバレてしまってやりにくくて仕方ない。だからもう、仕込みのことは書かないぞー!
小屋が思ったより早くはけて飯でも食おうかと共演者と歩いていると「アホーメン」というラーメン屋があった。何でもマニアの間では有名なニンニクラーメンの店だということだった。いつもお世話になっている高木演出の愛弟子、若林さんがすでにチェックしていたらしく「うおー!食いてー!」と言っていたが他の共演者(特に女の子)は「臭いが気になるからイヤ」だと言い「食べたら私、明日若林さんとカラまないよ!」とまで言う人もいたが若林さんはむしろ「俺は食いたい時に食いたいものを食う!文句あるか!」と開き直っていた。私もニンニク料理大好き人間なのでここでやめたら男が廃ると思い「私も行く!」と決めた。
「キャー!私明日籐十郎様に近づかないからねー!」
結局、「アホーメン」に入ったのは若林さんと私のふたりだけだった。
店に入るとすでにぷ〜んとあの刺激臭が目にしみた(私は喉擁護のためマスクをしていたのだが、目でも「あの臭い」だと判ったぞー!)。これはすごいラーメンが出てきそうだ。
しかし、一説によるとこの店は食後にニンニクの臭いの消すことができるというお茶が出てくるそうだ。依然ここに入ったことのある共演者は「あのお茶のお陰でニンニク臭くならなかった」と言っていた。
メニューによるとアホーとはスペイン語でニンニクを意味する言葉だという。アホみたいにニンニク入れるからではなさそうだ。
こうして運ばれてきたアホーメン。野菜がどっさり載っていてそこにニンニク一編丸ごと(もちろん炒めてある)があっちこっちに。
とにかくニンニク好きにはたまらない味だった。というか麺やスープの味をよく覚えていないぞ。とにかくニンニクのあの刺激。それと野菜のハーモニーが好きな人にはお勧めだ。
しかし、味以上に凄かったのはニンニクによる新陳代謝効果で汗が滝のように流れ出るところ。若林さんなど隣のおばちゃんがティッシュを貸してくれたほど。とにかく体の中の毒素が一気に代謝される感じ。血もきれいにサラサラになって明日の素晴らしい働きを約束してくれるような気分。
さてラーメンを食い終わる頃にぶっきらぼうな店の主人がテーブルの真ん中にボンと置いたペットボトル。これがあの臭いを消すという魔法のお茶か?
飲んでみる…う〜ん、分からない、これで臭いが消えるのか?何となく口直しにはなった気分。こればっかりは明日にならなければ分からないだろう…。
「アホーメン」。川崎教育文化会館のすぐ近くです。川崎公演をご覧になる方で興味のある方はお試しあれ。

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