本日の川崎公演は全5ステージのうち、中日にあたる。舞台関係者の間では「魔の中日」という言葉があって、ちょうど本番に慣れてきたこの頃にちょっとした気の緩みや油断から思わぬ事故やアクシデントが起こりやすいという。自分の経験に照らし合わせてみても、中日はかなり意識して集中しないと何がしかのトラブルが起きている。
今日の公演もしょっぱなからオープニングのきっかけで照明がつかないというトラブルがあり、「何かやばいなぁ」と思っていたら一幕の半ば(油断していたわけではないだろうが)思わぬところで八針縫う怪我をした方がいた。私自身も先週に引き続いての仕込み本番のスケジュールで疲労がたまっていたのか、袖で猛烈な眠気に襲われる。
「これはイカン!」と、出番のないシーンでは楽屋でひとりストレッチしたり身体を動かして温めていた(この川崎教育文化会館、袖が物凄く寒く当然いつもより声の出ていない方もいたように思われる)。
こうして万全の注意を払って望んだためか、二幕は特に問題なくうまくいったように思う。いや、私的には本番で始めて全ての殺陣が完璧に決まったので実に気持ちよかった!笑わせるところもいつものところでちゃんとウケをとった。しかし、終演後若林さんから「だんだん狙ってる芝居になってきたね」と指摘されてしまった。いいことなのか悪いことなのか…次回はもうちっとさりげなくやってみようかな。
小屋の関係で客出しはできなかったが、楽屋前で向川さんと恒例のサイン&写真撮影会。その後、終電まで搬出。みなさんご苦労様でした。
それと本日の公演から私がカメラを持ち込んで特別にビデオ撮影をさせてもらえることになった。公演が終わったら編集してDVDにしようかな、とも思っている。
ではそのフィルムからいくつかスナップを。

水戸藩士、木原籐十郎!

おぬしの狙いは何だ!

並々ならぬ決意が込められた上申書ではないか!

でゃー!!
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