急遽、今年一発目の高木祭が催されることになったので、喜び勇んで出かけて行った。高木祭(私は個人的にそう呼んでいる)は青年座の高木先生を囲む会で、いつも高木先生の気まぐれで開催される。もう5回目を数えようか?
場所は登戸の駅前居酒屋。これも毎回決まっている。
今回も高木先生のためになる話が沢山聞けて楽しかった。中でも「とにかく芝居をしろ!金になるかならないかはどうでもいいからやり続けなければ意味がない!」という言葉は大変勇気付けられた。これを同年代やぺいぺいの奴が言っても何の説得力もないのだが、何十年も一線の劇団で戦ってきた高木先生の口から聞くとやはりずしりとした重みを感じる。最近ちょっとクヨクヨしていたので「私も頑張らねば!」と良い意味で闘志を掻き立てられた。
若林さんも出席していて、彼には本当に火扉の稽古場に足を運んでエクササイズや声楽を教えてもらったりして世話になっていたので、何となく「先生」という感じがしていたのだが、今回は結構本音トークも聞けて嬉しかった。あの優秀な若林さんもうやはりひとりの悩める人間なんだなぁ…当たり前なんだけど凄く新鮮だった。
高木先生だって人間なんだ。みんな悩み迷い、苦しみながら芝居を続け、生きているんだ!生き続けなければ意味がない。スウィングしなければ意味がないのだ。
若林さんの新居にもお邪魔した。ちょっと駅から遠くなったが、またここが「たまにじーず」の集いの場となることだろう。

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