誕生日プレゼントとしてカミさんにipodを買ってもらった。
こんな小さくて薄っぺらいカードにお気に入りの曲を1000曲も入れられる。科学の進歩というものは目覚ましい。
学生時代、私はどこへ行くにも音楽を抱えていた。当時はCDウォークマンに20枚入りのCDファイルを何冊も持ち歩いて好きな時に好きな音楽が聴けるようにしていた。リュックの中はいつもパンパン。それを開け閉めしてはとっかえひっかえ聴いていた。今思えば音楽依存症というか一種の病気だったんだな。満たされることのない心の隙間を埋めるために常に音楽を必要としていたのだ。
それが今ではこんなちっぽけなカードにちょっと触れるだけでカバンにパンパンに詰まっていた音楽を手軽に持ち運べるようになったんだなぁ。
帰って早速パソコンに接続して音楽を詰め込んでゆく…が、これが中々大変な作業だった。「あれも入れよう、これも入れよう」とやっている間にあっという間に時間が経ってゆく。
気付けばもう明け方だった。ipodにはまだ半分近く空き容量がある。まったくとんでもない機械だ!

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