今、劇団HPの火扉年表を作り直している。劇団火扉史の隣に日本史と世界史を並列してみた。調べながらやっているのでアップは今週いっぱいかかりそうだが、やってみて思うのは物語というのはミニマリズムというかフラクタルな性格を持っているんだなということである。
例えば一本の芝居の物語がある。例えばうちの最新作「TOUR」だとすると、この「TOUR」という物語の外に劇団火扉史という物語が広がっている。劇団火扉は特にそのスタイルの変化に物語性を打ち出しているのである劇団である。そしてその劇団火扉史という物語の外側には石山海史という物語が広がっているのである。そして石山海の物語の外側に日本史というドラマがある。そしてその日本史の外側には世界史というドラマが広がっている。このさらに外にあるものは宇宙史かはたまた神秘主義かいずれにしても形而上学という形でしか今の我々は認知できない。
というように少なくとも芝居一本の物語から世界史までのドラマは全て繋がっていて互いに関連しあい影響しあいながら同時進行で進んでいる。芝居を一本考えることは世界史とつながることにもなるし、一本の芝居が世界史の断片を表していたり。芝居を作る者としてこのダイナミックなドラマのミニマリズムを表現して行きたいと思っている。

0