カミさんが出演する高瀬一樹演出「エクスタシー」の再々演。
前回に引き続き、V撮りを引き受ける。
マチネとソワレの合間に、銀座の町をぶらつく。
「コーヒーとカライライスの店」という佇まいに心を揺さぶられる。
カレーライスではなく、辛いライスである。ダサい。ダサいけど素敵だ。「ニューキャスルっていう店号もいかにも昭和でいいじゃないか!
「食べたい!」
しかし、銀座という土地柄のせいか土日は休みだった。残念!辛いライス食べたかった…。
日本一地価が高いという「山野楽器」。店頭ではジャズのブルーノートシリーズの古典名盤が1000円で再発売され、特集が組まれていた。「欲しい!」と思わず覗いてみたが、よくよく見ればほとんど全部持ってるではないか?
どんなに貧しくてもジャズのCDとLPだけは売らなかったのだ。
DVDコーナーで「古今亭志ん朝」のボックス・セットを発見。しかも上巻、下巻で!
喉から手が出るほど「欲しい!」というのはこういうことなのだろう。
しかし、一組三万円ではとても手が出せない。
結局、欲しい物はひとつも手に入らなかった、土曜日の午後の銀座。

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