ウランちゃんからの石ころ
ゴビ砂漠の石ころ(石英)
ウランちゃんは中学校の同級生です。2008年の秋に、5年ぶりに第二回の同窓会(5クラス一緒に)が開かれましたが、いろいろお世話をしていただいた中心メンバーの一人です。
彼は、昨年モンゴルやクロアチアなど旅行してきました。そのお土産に石ころを持ってきてくれました。
まず、写真のような石英の石ころですが、これはモンゴルのゴビ砂漠に落ちていたものだそうです。この砂漠の中で30kmほどの距離を競馬が疾走するそうです。山もなにもない砂の平原で、このような石英の石ころも散らばっているのだそうです。
角が丸くなり、ヌメッとした感じの石英になっているのは、砂嵐などで常に表面が磨かれてきたからかも知れません.これらの石ころも厳しい自然条件(例えば夏には昼は50℃、と夜にはマイナスになる温度差の大きさなど)の中でひびがはいり徐々に自壊していくのでしょう。そして、砂漠の砂になっていくに違いありません。ウランちゃんの話では、珪化木も見られたということでした。
モンゴルのゴビ砂漠といえば、世界的な恐竜の宝庫なのです。もちろん有名な恐竜化石の産地まで行こうとすれば本格的な装備が必要になるのです。私たちのような素人にはとても無理でしょう。一般的なモンゴル観光ツアーを見ると、化石発掘の時間を取っている商品を見たことがあります。もちろん恐竜化石ではないと思いますが。
いつかモンゴルに行ってみたいなーと思っています。(行ってみたいところばかりですが)
かわいらしいアンモナイトの化石 化石を含む石灰岩を磨いたり彫刻して造られています (左直径が5cmと右4cm)
この二つのアンモナイトの化石は、クロアチアを旅行した時に買ったものだそうです。お話を聞いてみると鍾乳洞を見学してそこで売っていたのだそうです。なるほどと思いました。秋吉台のようなカルスト台地なのかもしれません。石灰岩で出来た景勝地なのでしょう。
どちらも直径が4〜5cmほどのアンモナイトのかわいらしい化石です。めずらしいものではないのですが、石灰岩に含まれる化石を生かして色々な商品に作り上げているのです。
ブローチになりそうですね。
私の持っているもので、このブログで前に文鎮に作り上げた直角貝の化石を展示しましたが、もう一度ここに写真を載せておきます、なかなか美しいものです。
「直角貝」の化石を加工した流線型の文鎮
(17×7×3cm)
直角貝はアンモナイトやオウムガイの原始的な形態です。直角貝は「まっすぐな角(つの)」という意味で、殻室の断面がはっきりと見ることが出来ます。これが渦を巻いたようになって進化してアンモナイトになっていったと考えられているのです。
裏側にも化石がきれいに見えます
ウランちゃん、ありがとう!!また旅行したら足下に落ちてある石ころでいいですから、気になるものがありましたら拾ってきてください。

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