今更ですが新刊の感想を。
やっぱりこーゆーのは、すぐやらないと色々な意味で駄目ですね
以下、
仮面のアクトレスのネタバレを含むので注意です
まずは一言!
そこで終わるのかッ!!
選挙に妹話を絡めてきたあたり、妹がこれまで決まってこなかったのは
今野先生の(だいぶ以前からの)予定通り、
展開上の必然だったのかなー、などと暴走気味に思考できるのですが
今回のエピソードですっきりまとめて欲しかったかなー…
なんだか中途半端なところで終わったような印象。
自分がただ続きが読みたくて仕方ないから言ってるだけっぽいですが。
なんだか、あと、ほんの少しあの続きを書いてれば、
妹が決まったんじゃないか、という印象を受けた。
あの今野先生が考えた構成だぞ何言ってやがる素人め>自分
ま、そんな感じで基本的には今野先生を信じてますので
(あ、信者って表現が過去最高に納得できた)
これから来るであろう、めくるめくハッピーエンドに期待しているのです。
↑シリーズ完結とかいう意味ではない
最近の展開はちょっと重いのでどうも読んでて気分が沈む事も多く…
そんなあなたに「黄薔薇、真剣勝負」!
いいですねぇ。姉妹離れを自転車に例えたところなど心が震えました。
今巻単独で評価するなら1番の名シーンかな…
「名セリフ」ではなく「名シーン」。
やっぱりマリみてはどっちかというと地の文がクルんだよなぁ。
今回、最初から由乃さんの視点で進むわけですが…
あの…言葉遣いというか思考が…まったくお嬢様を感じさせな…
特に最初の方はヤバイなぁ。
何かの本とか創作物に一時的に影響を受けている感もありますね
くもりガラスと微妙に時間が交差しているし、
1月の2冊はセットで考えてもいいかもしれません。
ちょろっと出てきた自転車にドラマを用意していたあたりは流石です
(さっきからソコしか褒めてねぇ)
しかし菜々と令ちゃんの対戦ですか!
菜々の心情がどうにも読めなくて、やきもきするのは読者も同じ。
実は現時点で由乃さんに結構惚れてるんじゃないかとか
メタな視点での推測はできるんですが…(メタの使い方合ってる?)
剣道の方の腕前は…「まぁ、やっぱり」といった感じではありますが
いかんせん令さまが比較対象では本当の強さが分かりにくいですね。
余談ですが「黄薔薇○○」というタイトルの付け方、自分は大好きです。
他の付け方をしたらもっと良くなる可能性もなくないでしょうが。
そんな心休まる展開は置いておいて。
本編(?)は激動です。仮面のアクトレス。
冒頭で言いたい事は微妙に言っちゃってますが…
選挙に瞳子が出馬…ハッキリ言って予想だにしませんでした。
出ても勝てるわけないもんなぁ、展開的にも。
でもそれより、祐巳が本気で辞退まで考えたのが想像の外でした。
世襲的な安易な考えでなく、一候補者として選挙に臨むその姿を
見せるには確かに4人目が必要だったかも。
まー、これは今思い付いた事で読みながらそんな事は考えません。
ちょっと!瞳子ちゃんどうしたの!
何かと話題になっていた選挙システムの一部が
明らかになったりとかそんなトコロにも注目してしまいますが
瞳子を取り巻く環境がもう…祐巳の信奉者とかもう…
きっついよー。
読者に意図的に負荷をかける事によって、それが解放された時の
カタルシスが際立つ…とか読みながらそんな事は以下略
ネットなどでの過激な瞳子批判を受けて、なんじゃないかと
嫌な想像も、ぶっちゃけた話、少しはします。
瞳子可哀想だよー、とか思います。
祐巳との確執なんてとっくに解決してるのになぁ。
この辺の件はリリアンかわら版が深く触れなかった(たぶん)のが
逆に仇となっているんですかねぇ、難しい…
そういえば今回、バレンタインのネタも振られていましたね。
今の展開的に…どうなるんだろ。
昨年あれだけ反対していた祥子さまや令さまが
妹達にそれを勧めるのは何となく引っかかる頭の固いわたくしですが
そこら辺は「去年実際やったら悪い物ではないと分かった」という
解釈で何の問題もないか。
追記
マスタード・タラモ・サラダ・サンドがいい味出してますね。
名前が出てきただけでこんなに和むとは…

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