Webコバルト、ケータイコバルトでやっているアンケートに際しまして
自分なりの名台詞を適当にピックアップしてみようかと思った次第。
キリがないから順不同で5位くらいまで書いてみようかな、
と現時点で考えているのですが書いていくうちにどうなるかは不明です。
記事の性質上マリみて全般のネタバレを含みますのでご注意下さい。
実際に書いてみたら絞れなくてただの羅列に!
適当に流し読みしながら拾ってるので「この台詞がない!」という場合も
いわしがそこを見逃してしまっただけの可能性だって高そう。
読みづらいから色に変化を付けてみたけど、もう少し頭をつかうべきだろうか
・「タイが、曲がっていてよ」(小笠原祥子、無印10P)
これを外すわけにはいかなかった
・「現役のリリアン女学園生徒という特権を生かさずして、どうするの。私は、美しいものを美しいままにフレームの中に閉じ込めておきたいだけなの。私たちもいずれは年老いてしまうけれど、『今』を輝いているまま保存できる。それはカメラに選ばれた私が、天から与えられた義務なのよ」(武嶋蔦子、無印20P)
何となく最近の蔦子さんとノリが違う(笑)
・「私を誰だと思っているの」(武嶋蔦子、色々)
写真部のエース、武嶋蔦子さんです。
・「友達なんて、そういう損な役回りを引き受けるためにいるようなものよ」(水野蓉子、黄薔薇革命88P)
紅薔薇さまが言うと更に味わい深い台詞。
・「世界で一番、令ちゃんが好きよ」(島津由乃、黄薔薇革命192P)
珍しく名台詞らしい名台詞、外せないかな
・「今後、私は祐巳に『祥子さま』と呼ばれても、返事をしないことにしましたから」(小笠原祥子、黄薔薇革命205P)
あまーーい!
・「私がわからないのは『やらなければならないこと』っていうのが、何を指しているか、ってことよ」(小笠原祥子、いばらの森47P)
そこに痺れる憧れるぅ
・「子だぬきのような愛嬌のある顔に、生まれながらの天然ボケ」(福沢祐麒、いばらの森64P)
一応取り上げてみた。
・「そうじゃないもん、令ちゃんのばか」(島津由乃、いばらの森148P)
これが、初出?
・「ハッピー・バースデー!」(先代白薔薇さま・水野蓉子、いばらの森273P)
この直前までのやり取りも全体的にかなりいい感じ。
・「紅薔薇さまが言っていたわ。包み込んで守るのが姉。妹は支え、なんですって。……私もそう思う」(小笠原祥子、ロサ・カニーナ112P)
この辺はいい台詞多いですが、絞るならこれかな?
・「一本でもニンジン。二人でも合宿」(佐藤聖、ロサ・カニーナ166P)
何となく好きです
・「この薔薇、ロサ・キネンシスという名前だから」(福沢祐巳、ウァレンティーヌス後編212P)
美冬さんが祐巳を認めた瞬間
・「るんるんるん」(桂、ウァレンティーヌス後編229P)
いや、凄く印象に残っていたもので。トイレの場面ですけど
・「今日は、今までの人生で最良の日だったわ」(水野蓉子、ウァレンティーヌス後編243P)
この一言に集約される。
・「きっと何かいいもの見つけたのね」「わかるわ」(鳥居江利子、いとしき歳月前編137P)
前の台詞とタイプは似てますね。
・「でも、紅薔薇さまが外科医じゃなくてよかったです」「人の身体を切り刻むのが好きで、気がついたら外科医になっていました、って」(福沢祐巳、いとしき歳月後編22P)
これは凄い発想だ…
・「あらっ? えっ? 私ったら何?」「やだ、ごめんなさいっ」(築山三奈子、いとしき歳月後編142P)
写真撮影の時ですね。意外な一面…でも無いかもしれないけど素敵
・「志摩子さんが卒業するまで、側にくっついて離れないから」(二条乃梨子、レイニーブルー75P)
・「だったらもう、私は寒くないわ」(藤堂志摩子、レイニー75P)
白薔薇屈指の名シーン、のはず?
・「そうか、お主が加東景だったか……!」(佐藤聖、パラソル30P)
何と言うか、身につまされます
・「あなたが好きなの」(小笠原祥子、パラソル193P)
単発の台詞だけだと伝わりにくいですね。全部に言えることですが。
・「不調法者で楽器の心得がございません。でも、お誕生日をお祝いして曾お祖母さまのために一曲」(福沢祐巳、子羊198P)
プレゼントの歌。本当にいい子です
・「名付けて『いきなり男子校の中に投げ込むとショックが大きいから、徐々に慣らしていって男嫌いを克服してもらおう大作戦』!」(福沢祐巳、真夏の27P)
・「作戦名が、若干長すぎやしませんか」(二条乃梨子、真夏の27P)
それぞれがそれぞれにいい味出してますよね。
・「敵がぼろを出すのを待っていたってだめよ。ちり取りとほうき持参で、小さな埃から回収してまわらないと」(築山三奈子、真夏の131P)
ネタはほうきとちり取りで。妙に印象に残る言葉だ。
・「明日は由乃のリクエスト通り、漫画喫茶に行くから」(支倉令、真夏の216P)
あえてこれだ!令さまの素晴らしい日記に全米が泣いた。
・「……いえ。ほとんどそれに近いんですけどね」(二条乃梨子、涼風さつさつ68P)
この図書館での一連のやり取りがちょっと好き。
・「じゃ、『つべこべ言わずに、さっさと救護テントへ行け』。私は今忙しいの。逸絵さんの代わりに走る人間探して、選手変更の手続きをして、その上、自分だって走らなければいけないんだから。駄々っ子のお守りなんてしてられないわよ」(島津由乃、レディGO184P)
ちょっとかっこいい。そして思い詰めてしまう逸絵さんも素敵だと思う。
・「ツーショット写真が欲しかったんです。……祐巳さまと私の」(細川可南子、レディGO206P)
ここで初めて出てきた可南子のイラストのインパクトときたら。
・「私のことなんか、見てくれていないと思っていたけど――」(内藤克美、バラエティギフト113P)
この話は全体的に好きでどこを引っ張ってくればいいか
分からなくなってくるのだけど、これにしようか
・「私にとっては、何も今日だけが特別な日ではないからよ」「だって、明日も明後日も、変わりなく祐巳は私の妹で、今までもそしてこれからもそうなのに。どうして、わざわざ一年で区切らないといけないの。私にとっては、今日は特別でも何でもない、昨日と変わらないただの一日よ」(小笠原祥子、特一187P)
ううむ、台詞だけをぽんと取り出してみるとそこまでいい事を言っているように見えないのになんでだろう。自分はここを読んだとき感動して鳥肌を立てたのです
小説っていいなぁ
・「私、冒険好きなんです」(有馬菜々、薔薇のミルフィーユ63P)
台詞そのものじゃなく前後のシーンも含めて。
・「ありがとうございます。祐巳さまはなんてご親切なお方なんでしょう」「――なんて、私が言うとでも?」(松平瞳子、未来の白地図166P)
巻が進んだ今だからこそ、挙げてみました。
・「いいよ。テレビなんて」「それより瞳子の話の方が大事」(二条乃梨子、大きな扉小さな鍵188P)
いい話だなー。
・「暇も余裕もないのに、こんな余計なことにエネルギーを使って申し訳ありませんでしたっ」(高知日出美、クリスクロス35P)
こんな真美さんは新鮮でしたね
・「瞳子は祐巳さまを甘く見すぎている」「祐巳さまは、瞳子のことを大切に思ってくれているけれど。でも、瞳子だけしか見えていないような、そんな人じゃないよ」(二条乃梨子、クリスクロス109P)
去年の二年生は…というツッコミは厳禁なのである。
普通にいい台詞なんですから。
台詞じゃないけど好きな場面(地の文)
・「いくらホームドラマの祐巳だって、それで一件落着って大口あけて笑うわけにはいかないのだ。」(古い温室にて、福沢祐巳、無印232P)
何でこんな表現を思い付けるんだ!
・「月と、マリア様だけが二人を見ていた。」(儀式、福沢祐巳、無印249P)
この一文にはやられました。
・「三奈子さまは新聞の話を一切せず、蔦子さんもカメラは一度も出さず、由乃さんは「令ちゃん」と一度も言わなかった。」(『例の店』にて、福沢祐巳、ウァレンティーヌス後編143P)
このシーンは凄くいい雰囲気です。
・「祥子は、ゆっくりだが確実に変わっている。これで、リリアンに思い残すことはない、と私は思った。」(薔薇さまのお別れ会、水野蓉子、いとしき歳月前編208P)
卒業は寂しいですが。だからこその感動もありますよね
・「先にあれをやられては、もう涙で答辞が読めないなんてこと、死んだってできやしない。」(水野蓉子、いとしき歳月後編117P)
ピックアップが蓉子さまに偏っているのは気のせいです。
いとしき歳月はどこから何を抜いていいのか分からないくらい
良い場面が多いので拾いきることは放棄してます
とはいえ、↑のチョイスは適当すぎたかな
・「お姉さまに注意されてしまった。なんて幸せなんだろう。」(福沢祐巳、パラソル196P)
本当に読んでるこっちまで幸せな気分になれます
・「だって、お姉さまは証明してくれたのだ。祐巳が祐巳の姿をしていなくても、本当に見間違ったりしないのだ、と。」(福沢祐巳、涼風さつさつ231P)
大量に抜き出すのを抑えるためにあえてコンパクトにまとめましたが
この辺の一連の流れ全てが素晴らしい
・「まだ手を離さないで、って言ったのに。自転車を支えていた令ちゃんの手が、絶妙なタイミングで離れた瞬間だった。」(島津由乃、仮面のアクトレス61P)
今更ですがこういうの、コメントが付けづらいですね。
「読めばわかる」の一言で済む気がしてきた。本当に今更だけど。
・「半年くらい経ったある日、ふと涼子さまがつぶやいた。それで、水奏は涼子さまの妹になることにした。」(水奏、フレームオブマインド232P)
バレたから罰ゲームに従った、とも読めますが
自分を見分けてくれたから、と読むと幸せになれます
・「「ごきげんよう」「ごきげんよう」さわやかな以下略」(ほぼ全巻冒頭)
好きなので。
もう絞り込む気はゼロかのような結果となりました。
たぶんこれでも一応絞ってますけどね。たぶん。
え、アンケートはこの中から1番好きなのを選ばなきゃいけないんですか?

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