「家具(学習机など)から発散するホルムアルデヒド」
完成・住み心地
学習机などの家具から発散するホルムアルデヒドの危険性
今回は、
家具から発散するホルムアルデヒドについて考えてみます。
シックハウス症候群や化学物質過敏症の原因物質として注意が必要な
VOC(揮発性有機化合物)には、100種類以上の物質がありますが、その中でも特に発ガン性があると指摘されているのがホルムアルデヒドです。
まず、前回の記事
「がんになる家、ならない家」はちょっと、建材から発散するホルムアルデヒドの危険性を強調しすぎたかもしれませんので、補足させていただきます。
国土交通省では、シックハウス対策に関連し、平成13年以降、新築住宅における化学物質濃度の調査を実施しています。
調査の最終年度となった平成17年の結果を見ると、築後1年以内の住宅でホルムアルデヒド濃度が基準値0.08ppmを超えていたものが、全体の1.5%
ただし、その住宅でも24時間換気を運転すると基準値内に収まったとあります。
→
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/07/071130_.html
つまり、換気さえ十分に行えば、建材から発散するホルムアルデヒドの危険性は心配しなくていいと言えそうです。
(逆に24時間換気を止めて、石油ファンヒーター等の開放型暖房機を運転するというのは、自ら家族の健康を危険にさらす行為であることは間違いないと思います。)
さて、住宅自体から発散するホルムアルデヒドへの心配は払拭されたとして、住宅以上に心配なのが家具です。
先日、収納家具を購入しましたが、これに
ホルムアルデヒド吸着シートなるものが梱包されていました。
家具は、カラーボックスに毛が生えた程度のもので、パーティクルボードに化粧シートが貼られています。
パーティクルボードが木片を接着剤で固めたものですから、ホルムアルデヒドは出ているんだろうなぁと思っていましたが、吸着シートが附属されていると、「メーカー・販売者は、ここまで対策を講じ、警告しているんだから、後は消費者の自己責任で」と言われているような気がします。
季節は、新学期を前に、学習机がショッピングセンターの家具コーナーに陳列されて賑わう頃です。
その机を見ると、建材では使用が制限されているF☆☆☆(スリースター)が、低ホルムアルデヒド仕様といった感じで表示されています。
幼い子供たちがこれから、何年間も使用するであろう学習机から発ガン性の高いホルムアルデヒドが出ているんです。
親の責任として、子供たちが直接触れる家具は、できるだけ安全なものを選びたいものです。
既に、購入した家具から発散するホルムアルデヒドが心配な場合は、
前回の記事でも紹介したように、
ポトス や
サンスベリアといった観葉植物が有効です。
我が家の収納家具には、附属の吸着シートではなく、ホルムアルデヒドを吸着してくれるポトスを置くこととしました。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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