今回は、住んでみて、こうしておけば良かったと思うことの4回目
4 壁紙の和紙はやめておけば良かった。の説明をしますね。
私が、ヤマサハウスを選択した大きな決め手のひとつに、和紙の壁紙というのがありました。
いかにも体に優しそうですし、調湿効果もあるだろうということで、壁紙の多くをヤマサオリジナルの和紙(ケナフ柄)としました。
住んでからも、和室の壁などは、大変いい雰囲気を醸していて、我が家の仕上げの中で私のお気に入りのひとつです。
ただ、家族には大変、不評です。
子供がまだ小さいですから、汚さないように気を遣います。
和紙の一番の問題点は、汚れやすい、傷になりやすいというところですね。
うちの子供達には、壁に触るなと躾けてありますので、今までに汚したことはありません。
でもこれって、言われる子供達にも言う親の方にもかなりのストレスです。
これが、遊びに来た子供の友達となると「触るな」とも言えず、みごとに汚れの手形を記念に残してくれた子もいます。
幸い、これはシミにはならずに、目立たないところまで消すことができましたが、、
一旦、シミが付くとビニールクロスのように拭き取るという訳にいきません。
汚れた部分に和紙1枚分(約100cm幅×天井高)を上から重ねて貼るしかありません。
上の写真が1枚重ね張りしてもらった所です。ドアとドアの間で色の変わっている部分
日焼けなどで色が変わっていると1枚だけでなく、見切りのつくところまで、つまりは壁1面すべて重ね貼りということになりかねません。
それに、住み始めて6ヶ月もすると、壁のコーナーの部分が毛羽立ってきました。
これは、どうにも処理の方法がありません。アイロンで押さえて(もちろんスイッチは入れてまよ)一時しのぎをするだけです。
和紙を使うならコーナーは付け柱にする必要がありそうです。(シンプルモダンのお宅ではイメージに合わなくなりますので、和室限定がいいのかも)
MBC住宅展示場のヤマサのモデルで使われている和紙は、毛羽だったりしてないんですが、紙質にによるようです。
クロス屋さんにとっても、厄介な資材のようです。
材質が和紙ですから、見た目は均一でなく、ムラがあったり、繊維が浮き出ていたり、まぁそこまでは和紙ならではの風合いと言えますが、WICの天井の色が半分違っていたり、表面が汚れていたり、石膏ボードとの間に異物を入れ込んだだろうと思うくらい浮き上がっていたりと問題の箇所が山のようにありました。
施工に関しては、糊があちこち残っていたり、サッシ枠とのつなぎ目の処理が何箇所も忘れられていたり、木製建具にカッターで傷を付けていたりと職人さん(特にアルバイトみたいなお兄さん達)に問題があったんだろうと思っていますが、和紙を選択する場合には熟練した職人さんでとお願いした方がいいですよ。
ところで、我が家の壁紙で和紙以外の部分は、「健康クロス」となっています。
「健康クロス」なんて、いかにもうさん臭い名前ですよね。
でも実は、
ルノンの空気を洗う壁紙 TF-V
と、
サンゲツの消臭・抗菌クロス ルームエアー なんです。
ペットやタバコの臭いを消臭するだけでなく、ホルムアルデヒドを吸着分解する作用まであるんだそうです。
えぇ〜、そんならそうと早く教えて欲しかったなぁ
「小さいお子さんがいらっしゃる家庭には、空気を洗う壁紙の方がおすすめですよ。」と言ってくれれば、そちらを選択しただろうなと思います。
【関連記事】
住んでみて、こうしておけば良かったと思うこと
1 リビングの中央に向かう階段はやめておけば良かった。
2 輻射熱を利用する暖房設備を設置すれば良かった。
3 すべてのサッシをLow-eガラスにすれば良かった。
4 壁紙の和紙はやめておけば良かった。
5 カーポートから出入口まで屋根を設置すれば良かった。(未投稿)
番外 もっと広い敷地にしておけば良かった。
* 今後、増設を考えているもの
…… 太陽光発電システム
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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