売上高,店舗数で日本一のコンビニエンスストアはセブン-イレブン。
そのセブン-イレブンが、3月に鹿児島県へ初出店します。
ここで、話は数十年前に遡って
昔々、kokkoがまだ、"きんごきんごした"若者だった頃
東京へ行ったある日のことじゃった
東京の人たちと話をする中で、
「この人ら、鹿児島のことをえらく田舎だと思っているな。」
そう思ったkokkoは、
「あんたらが思っているほど鹿児島は田舎じゃないぞ。」
と言ったそうな。
すると、東京の人は聞いてきた。
「じゃぁ、オールナイトフジは放送してるのか?
セブン-イレブンはあるのか?」と
kokkoは、「うっ」と言葉につまった。
どちらもその頃の鹿児島にはなかったんじゃよ。
それ以来、kokkoはセブン-イレブンの看板を見ると
「うっ」と胸が痛くなるようになったそうな。
でもね皆さん
セブン-イレブンが出店するのは、鹿児島が全国で39県目
都会の皆さんにとっては信じられないことかもしれませんが、日本一と言いながら出店していない県が、まだ8県もあるんです。
出店している都道府県数で見れば全然たいしたことのないコンビニなんです。
(と負け惜しみを言ってみた。)
それでは、なぜ、セブン-イレブンは鹿児島に出店しなかったんでしょう。
その理由は、鹿児島の閉鎖性とセブン-イレブンの経営方針に起因するもののようです。
鹿児島県内で店舗数の多いコンビニは,サンクスとファミリーマートです。
サンクスは南国殖産,ファミリーマートは本坊商店といういずれも地場では大手の企業が主宰するエリアフランチャイズチェーンです。
業界は異なりますが、ケーズデンキが鹿児島に出店する際、地元のショウイチデンキ (正一電気)によるエリアフランチャイズ制を取って出店しています。
鹿児島は県外資本が進出する場合,地元企業と合弁にしないといけないという暗黙のルールがありました。
一方、セブン-イレブンはエリアフランチャイズ制では経営の独自性が損なわれるという理由で、エリアフランチャイズ制を取ってまで出店はしないという方針だったようです。
しかし、しだいにそのルールも緩み、ヤマダ電機はエリアフランチャイズ制を取らずに鹿児島へ出店
鹿児島の家電業界一人勝ち状態になってしまいました。
ケーズデンキに見切りをつけた正一電機は、ヤマダ電機への乗り換えを決定
鹿児島県内にあったケーズデンキの店舗のほとんどが、ある日突然、ヤマダ電機になってしまいました。
その後、ケーズデンキは単独で出店
イオンも単独でと、地元企業との合弁という暗黙のルールもすっかり影をひそめ、今回、セブン-イレブンが出店の運びとなったわけです。
あれ?今日は、家ネタじゃないのねと言われる皆さん
いえいえ、ここから強引に家ネタへ持って行きますよ。
つまり鹿児島は他の地域の人を受け入れようとしない閉鎖性のつよい土地柄
これは、ハウスメーカーの選択にも影響を及ぼしています。
地元優先と言われる人が多い。
一方で、洗練された都会的な大手ハウスメーカーの営業さんにころっと参ってしまう人も多い。
そこで、大手ハウスメーカーの営業さんへアドバイスです。
鹿児島の人にはよその地域のなまりに拒絶反応を示す人が少なくありません。
熊本弁、博多弁然り
(大阪弁に限っては鹿児島出身者の大阪弁のみOK)
反面、流暢な共通語には、それだけで洗練さを感じてしまいます。
(なにしろ、ほとんどの鹿児島の人は"からいも標準語"しかしゃべれないんですから)
だから鹿児島での営業は共通語で!
というお話でした。
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ガンにも負けず高気密・高断熱の家づくり日記

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