自己と責任

2015/1/22 | 投稿者: mayfirst

 真面目な文章を書くのが苦手なmayfirstですこんばんは。自分の頭の悪さを痛感しています。

 日本人2人がイスラム国を名乗る集団に捕えられ、72時間以内に2億ドルを支払わらなければ殺害すると脅迫されている件について。

「身代金、自分で払わせれば良い」「危険承知していた」 拘束された2人にネットで吹き荒れる「自己責任論」(J-CASTニュース)
 http://www.j-cast.com/2015/01/21225847.html?p=all

 2人がこんな目に遭ったのは自業自得という「自己責任論」があちこちから聞こえているのですが、自分には批判の矛先を向ける方向が間違っているように思えてならないのですよ。

 ユカワ氏とゴトウ氏がテロ組織に拘束された原因のひとつは、2人が自分の意志で危険地帯に入ったから(ユカワ氏に関してはそれに加えて明らかに準備不足)です。これは否定できません。ですが、今回の事件において非難すべき相手は、「人質を盾にとって身代金を要求する」という非道な行為をしているテロ組織だと思うのですよ。
 ユカワ・ゴトウの両氏がイスラム国に拘束されてしまったことに対する批判と、テロ組織の脅迫・暴力行為に対する批判は分けて考えなければならない。例えば、「2人が拘束されたのは自己責任だから、政府はイスラムに身代金を支払う必要はない」というのは論点がずれています。身代金を支払わないのは人質に同情すべき点がないからではありません。テロ組織という犯罪者集団の不当な要求なぞ絶対に飲んではいけないからです。もし脅迫に屈して要求を飲んでしまったら、相手は嵩にかかって第2第3の要求を突き付けてくるでしょう。
 また、「自分で、あるいは家族や有志が身代金を支払うべき」という意見もどうかと思います。どんな形であれ、テロ組織に新たなテロ活動の資金を与えよと言うのはテロへの加担です。実際、米国ではイスラム国に拉致されたジャーナリストの母親に、自力で身代金を集めようとすれば訴追の対象になると当局が警告したと言いますし。
 むろん、2人の人質を見捨ててもいいというわけではありませんよ。極端な話、身代金以外の方法で2億ドルで2人が助かる方法があるなら、そして支払うだけの財力があるなら躊躇なく行うべき。人命が大事というのももちろんですが、イスラム国の目論見を打ち砕き、彼らに「おまえらの望み通りにはさせないぞ」という意思を見せつけるのも大事だと思います。

 要するに。
 今回の事件における悪人は、テロ組織に捕まってしまったユカワとゴトウの両氏ではなく、もちろん安倍首相や自民党や日本政府でもなく、人質の首筋にナイフを突き付けて日本政府を脅迫しているイスラム国を名乗る集団だよっていう話。それを、2人が人質になったのは自己責任だから殺されてもかまわないと主張するのは、悪人の行為を間接的に肯定していることになるのではないかと思った次第です。

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