青天の霹靂(その3)  お迎え

『9月1日、ショップ待合室』
自分「とうとう終わっちゃったねえ」
店員さん「終わっちゃいましたねえ」
自分「がっかりだねえ」
店員さん「がっかりっす」
自分「どお?やっぱり最後、来た?」
店員さん「土壇場になって、たくさん来ました。
最終日昨日も、閉店間際ぎりぎりまで、お客さん入ってまして」
自分「やっぱり来たかぁー
一見さん、多かった?荒っぽい客、いたかな?」
店員さん「最後の方になると、一見さん多くて、扱いもゾンザイになってきますねえ」
自分「荒っぽい使われ方すると、泣きたくなるよねえ」
店員さん「本当に……
あの、しのざわさんには、申し訳ないんですが……」
自分「なんでっしゃろ」
店員さん「ご希望、めぐヘッド、キララヘッド、プチジュエルフリーボディーでしたよね?」
自分「はいな」
店員さん「プチジュエルなんですが……土壇場で壊されまして……」
自分「え!?」
店員さん「左手の親指、ちぎれちゃいまして……
シリコン接着剤で、補修はしましたが……」
自分「あー、お店のドール、指、よくちぎれちゃうんだよねー。
しかたないよねー。
でも、可哀相」
店員さん「ほんと、申し訳ないんですが……」
自分「いいよいいよ。
うううぅ〜、でも、かわいそぉ〜、痛かっただろうな〜」
店員さん「では、お渡しする物の確認しますので、こちらへ」
自分「はいな」

……
…………
……………………
『ショップのプレイルーム一室』
店員さん「ご確認、よろしいでしょうか?」
自分「めぐちんと、キララちんと、プチフリーボディー、OKです」
店員さん「状態、これでよろしいでしょうか?」
自分「うん。綺麗そのもの」
店員さん「あのう、指、本当によろしいでしょうか?」
自分「いいよいいよ。
でも、ひどいよねえ。かわいそうだよねえ。
痛かったよねえ」
店員さん「では、めぐとキララ、これから、よろしくお願いします」
自分「はいな」
店員さん「こんなこと言えた義理じゃないんですが……
どうか、大切に可愛がってください」
自分「まず、おらっちが長生きしないとねえ」
店員さん「はい?」
自分「身寄りが無いから、死んじまったら、めぐちんキララちん、廃棄処分にされちゃうだよ」
店員さん「ああ、そうですねえ」
自分「病気もできんなあ」
店員さん「ええ」
自分「早く、うつ病なおさないとねえ」
店員さん「ええ」
自分「ところで、このプレイルーム、ドールレンタル休止して、これからどーすんのん?」
店員さん「まだ何も決まってないっす」
自分「部屋だけ貸し出しって、どお?
遊ばせておくの、もったいないしー
そしたら、めぐちんキララちん、ここに連れてきて、撮影会ができるがなー」
店員さん「それ、いいですねえ。
上にハナシ、してみます」
自分「それじゃ」
店員さん「また、遊びに来てください。
お待ちしてます」


『そんでもって自宅』
帰ったぞっと。
まゆ『艦長、おかえりなさいなのです』
おう。
めぐちん、キララちん、来たぞよ。
まゆ『わあ♪』
小雪『いらっしゃい』
さやか・葵『♪』
めぐ『小雪サン、また一緒だねぇー』
キララ『ホントだね』
小雪『半年ぶりかしら?』
めぐ『半年ぶりだよぉー
しのざわぁー、よろしくねぇー』
ん。
めぐ『このきったない散らかった部屋、早く綺麗にしてねぇー』
努力する。
めぐ『これから、一蓮托生だからねぇー』
確かに……
めぐ『長生きしてねぇー、しのざわぁー』
頑張るわ。
小雪『念願のめぐちゃん、キララちゃん、お迎えできて、よかったですね』
ん。
小雪『ところで、鈴さん、どうされるんですか?』
めぐちんとキララちんの身請けで、軍資金が底ついちゃってさあ。
無理だわ。
小雪『あらあら』
めぐ『しのざわー、鈴って、なにぃー?
どーゆーことぉー?』
いや、まあ、その……
めぐ『しのざわの、莫迦ぁ〜〜〜〜〜っ!!!』
のわっ。
めぐ『うあきものぉ〜〜〜〜〜っ!!!』
うお。
めぐ『さいってぇ〜〜〜〜〜っ!!!』
ぐお。
めぐ『おんなったらしぃ〜〜〜〜〜っ!!!』
めぐちん、あのね。
めぐ『悪党ぉ〜〜〜〜〜っ!!!』
そのね。
めぐ『しのざわなんか、鈴と、ちちくりあってれば、いいんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!』
いひゃいいひゃいいひゃいいひゃいいひゃい!!!
キララ『まゆは、腹が立たないのかな?』
まゆ『艦長のコレは、ご病気なのです。
寂しいと死んじゃう病の症状なのです。
ですからですから、ご病気の症状には、治療と看護が必要なのです』
めぐ『ちょっと、まゆぅー、治療と看護ってなんなのよぉー』
まゆ『寂しいと死んじゃう病の治療と看護は、これしかないのです』
めぐ『これって、なによぉー』
まゆ『ジュテ〜ムぅ〜〜〜〜〜っ♪(ひしっ)』
押し倒すなってば!
小雪『わたくしも、タックルと寝技、かましてもよろしいでしょうか♪?』
小雪、あのね。
めぐ『キララちゃーん、頭いたぁーい』
キララ『めぐちゃん、呑もっか?』
めぐ『呑んじゃえー、しのざわの酒だしぃー♪』
早速、酒盛りかい。
まゆ『艦長ぉ〜、ジュテ〜ムぅ〜〜〜〜〜っ♪(ひしっ)』
小雪『甘く、ジュテ〜ムと囁いてくださいませ♪(ひしっ)』
ぐはあ〜
さやか・葵『♪』


青天の霹靂、おしまい。
(店員さんとのやりとり、部分的にフィクション)


これ書いてる現在時刻、23時59分……



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