映画ラースとその彼女  しのざわ

昨日、ラースとその彼女の最終上映日だったもんで、名古屋の伏見ミリオン座まで観に行ってきました。
なかなか、良かったです。
あらすじ等は、あちこちで書かれているもんで、略。
雑感をば……

主人公のラースは、幼くして母親を亡くしてまして、そのことがトラウマになってます。
そのトラウマが、映画のテーマにもなってる等身大ドールのビアンカをお迎えということになっていきます。
ラースは、彼がお腹の中にいたときに母が編んだブランケットが、手放せません。
愛情に飢えている子供が、毛布、ぬいぐるみを手放せないのと同じで、これが彼の生い立ちを象徴する行動にもなっています。
また、そのトラウマからか、彼は女性に拒否反応があって、女性に体を触れられると痛みを感じます。
ですが、ストーリーが進行していき、職場の若い女性の同僚と親密になってボーリングに行った際、その同僚と握手するんですが、その握手の時点で痛みを感じなくなってきています。
それは話のラストに向けてストーリーが変化していく事を、暗示しています。

自分自身、うつで病んでいるもんで、よく解るんですが、ラースの言動に病的な症状がみられ、それに病気もちの自分としては、よく共感させられました。
序盤はコメディータッチの描写で、劇場内のあちこちで笑いがありましたが、自分としてはコメディーには見えず、笑えませんでしたです。

ラースの兄嫁の助言、
「ビアンカ(ラースが迎えたドール)は、遠くから来て、体調崩しているかもしれないから、医師に診せたら?」
の一言で、ビアンカを診せる口実で、ラースの診療とカウンセリングが行われる手法は、見事かな……と……
ラースを診る女医さん、精神科医としても、なかなかの名医、良医ですね。

それにしても、ラースの兄嫁さん、ええヒトやなあ。
結婚してるラースの兄貴がうらやましいぞ。
あと劇中、ビアンカを軽々と扱ってるように見えますが、リアルドール、35〜45キロはします。
(ボディーに差がありまふ)
むっちゃ重いだよ。

トラウマからの癒しと再生というテーマで、なかなか良かったですね。
ですが、モノはモノ、道具は道具、人形は人形、決してそれを超えるものではないという、冷徹な欧米人の視点も感じました。
この視点は、A.I.(だったかな?)でも感じましたね。
日本人の感覚だと、道具とか人形だとか、大事にすると魂が宿って、持ち主と心を通い合わせるファンタジーになったりします。
持ち主に危機が迫ってきたりしたら、身代わりになったり……
そういった意味でいけば、このラースとその彼女、ミもフタもない夢のないハナシとなりますがー

良作です。オススメ。
DVDが出たら、買いますです。


めぐ『表の日記、まる写しだよぉー、しのざわぁー』
キララ『手抜きだよ』
時間が、無かったんじゃい。


これ書いてる現在時刻、23時45分……


ラースとその彼女
http://lars-movie.com/
http://www.cinemaonline.jp/review/geki/5496.html


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