ブログ記事なり本なりあるいは映像なりを読まずに見ずに批判する人はたまにいる。読んでも書いてあることをまったく読み取らなかったり、見てもそこに表現してある実物ではなくて自分の思い込みのみを「論拠」に話を進める人もいる。そういう人はおおいに批判されるべきである。
だがしかし。。。世の中には全体の半分を見ただけであとの半分も見たも同然なDVDというものも存在する。
実はこのネタはなかったことにしてもう触れずにそ知らぬ顔をしているつもりだったのだがとある
大変親切な方が掘り起こしてくださったので仕方なくDVDを見ることになった次第である。以下、*****で囲んだ部分は上記の碧猫さんの記事の引用である。
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昨年末、「滋賀県民限定情報 | みみずくからの伝言」を見かけ、「ご当地ヒーロー」がいる滋賀県民がうらやましくなってしまった。
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断言しますけど
断じてうらやましがるようなもんではない。私は年末に買った「滋賀ッツマン」のDVDを正月に高校生たちに見せようとして、二人の姪に実験したところが二人ともに15分ももたずに逃げられてしまった。全くもってこっちが逃げ出したいぐらいでこれで123分どうやってもたせるのか?しかも映画版まである?というのが大きな謎ではあった。
業務連絡
当ブログは動画を貼ることも可能なのだが、うちの回線の関係で動画は見ることができませんので、そういうもんはないことにして話を進めますのでご了承ください。
能書きを言っててもしょうがないので我等が滋賀ッツマン(画像とかは興味あったら適当に検索でもしてください)の自己紹介を少し紹介すると「滋賀ッツマンは、この平和な滋賀で、戦う機会がないことを誇りに思っている奥ゆかしいヒーローなんだ」そうだ。まるで自衛隊のような奥ゆかしさといえよう。
ヒーローが戦わずに何をしているのかといえば、こいつはしょっちゅうガチャポンをしている。ガチャポンといってもそんじょそこらのガチャポンではなく、回すたびに次々とニューヒーローがセルフサービスで出てくるシーガチャポンである。
ニューヒーローとしては、以下のようなメンツが揃っている
堅田(かたた)を守るカタッター
近江八幡(おうみはちまん)を守るおうみ8まん
多賀(たが)を守るタガーマスク
雄琴(おごと)を守るオーゴトー
。。。。。
まだまだいる。が、ここまでくればDVDは見切ったも同然ではないか。このDVD、123分の最初から最後まで全てがおやぢギャグなのだ。
だとすれば、ヒーロー/ヒロインの得意技もおよそ見当がつく。たとえば、守山(もりやま)を守るヒーロー、モリヤマン40(フォーティー)の得意技は「お尻と頭を光らせて、およそ8畳間の蛍光灯ぐらいの明るさで辺りを照らすこと」だ。あるいは石部(いしべ)を守る石ベンケイは、「みんなが弱点のベンケイの泣きどころがとても強くて、まさに無敵って感じなんだけど、逆にベンケイの泣きどころ以外が、誰よりも弱いことが泣きどころ」のヒーローだそうだ。
だから碧猫さん、
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…実態は不明だが、きっと、滋賀のご当地ヒーロー、滋賀ッマンもなにかやくざなことをしているに違いない。
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してません。なぜなら、やくざなことどころか、滋賀ッツマン
はほとんど何もしていないのだから。あと、ついでに言っておきますが「滋賀ッマン」ではなくて「滋賀ッツマン」ですのでよろしくお願いしますね。別にこいつのために私がよろしくお願いしてやる義理はあまりないのだが。
今、何もしていないと書いたが実はこの人、オリジナルTシャツを作るという趣味があるらしい。それは、琵琶湖の絵の上に滋賀ッツマン手書きの「ビバ!!びわ湖」とか「びわ湖は滋賀の1/6」とかの字が書かれたもので、映画の中でも確かに着物を着て筆を握って「滋賀らみ」などと書道をしていた。あんなもんは書道ではない、と書道に詳しい人は思うかもしらんが私のせいではない。
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ヒーローアクションものがお好きな向きは、お勧め^^
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ヒーローアクションものがお好きな向きには、決してお勧めしません。
あえていうならば、戦わないヒーロー滋賀ッツマンとのほほんヒーローズのあり方こそが、憲法の精神に則り世界平和に貢献する道なのではないか。こんなDVDを作り、それを買ったりみたりする奴がいる時点で
滋賀県民どんだけ暇やねん?といえるほど滋賀は今日も平和なのだから。
半分ぐらい、なんとか我慢して見たんですけどこんなもんで堪忍してください(泣)
(ぺんぺん草除去)