某業界に身を置く者として、この一週間はやきもき・右往左往・落胆と続いた。
暫定税率の期限切れ問題である。
関係諸団体ならびにメーカー、卸元から膨大な数の情報書類やらFAXが送りつけられていたが、いずれも内容には確たる指針(政府方針が決まらないのなら当然のことである)は示されておらず、所詮、末端業者自ら判断して時に臨むしかない事を想定していた。
結局、国会は最後の最後まではっきりとした道筋を作ることもなく全てを投げだし、結果として我々の業界にそのツケを回してきた。
メーカーの対応もはっきりしないまま31日を迎え、正式の通達(1日からの配送分価格についての見解)がなされたのは夕刻5時を回っていた。
当地の業者は先週末に4月1日を以て値下げに動くこと(損売覚悟)に腹をくくり、顧客に対してはそれなりの対応(値下げ事前告知)をしていた。
それにしても政府・与党・野党の不作為には呆れ果てた。
この回されたツケは必ず選挙の折りに返してやる−
と思いながら商売に励んでいるが・・・さて。

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