早くも一週間が過ぎました。初めての湘南での釣りは一回戦敗退の憂き目に会いましたが、釣り以外ではそれなりに多くの得た物があったように思ってます。
肝心な釣りのほうは・・・まだまだ自分の中で咀嚼できないまま時が過ぎようとしております。
浜を長い時間歩く気力・体力がついておりません。波口・・と言うより、波裏・波中で喰い渋る極小のキスをかける技量もありませんでした。正直、お手上げ状態です。
唯一、コガ根と呼ばれる根回りでは、それなりに釣ることが出来たにもかかわらず、残り時間と釣果を天秤にかけると予想(前日は200g=20匹以上)カットラインに遠く及ばない・・と思い、浜での連掛けを期待し戻ってきてしまったことは結果として一回戦通過108gに及ばなかった。
あのまま粘っていれば・・・痛恨でした。トーナメントに対する「状況の読み」が甘いです。
「釣行記」
大磯港・西湘バイパス下の駐車場を離れ、大会会場に着くと、見知った湘南の方々やら、遠く浜松方面からやって来たキャスターさんと御挨拶。湘南鱚友会さんの面々にも御挨拶できました。
受付を済ませるとゼッケンbヘ177。くじ運ワル!
鱚友会・ポルノスキーさんと久々にお会いでき、昔日を思い起こし、おしゃべりしながら同行させて頂いた。下見情報に従って大磯中学前の浜で竿を延ばしたが、ノー感じ。周りは全て木錘を使ってチョイ投げ波口を探索していた。ポルノさんと共にさらに西に向かう。
コガ根と呼ばれる場所で静投連・のんき会のタムさんに遭遇。狭い中をお隣に入れさせて頂くが、根がかり必至のこの場所はパスとポルノさんは密集しているさらに西に向かった。
浜の後ろには「根」を思わせる岩盤が鎮座しており、根がかりが厳しそう。しかし、岩肌を観察すると渥美岩礁帯のような角ばった岩ではなく火山流が固まった(曰く、富士山噴火の名残)溶岩痕跡らしく、荒々しい表面はしていなく、長年の波風により滑らかさを持った岩である。何とかなりそうと軽めの錘(ナツメ型固定23号)をチョイスし、仕掛けはミガキ(ハリス止め)を使用し。キツイ根がかりには仕掛け部分のみ外れる具合である。これは冬場岩礁帯での方策の応用。
さて、かる〜く第一投。ラインが岩に這わないよう高めに竿を保持し、張り気味に少しずつサビクとようやくキスの魚信。迷わず竿を煽って仕掛けを岩から浮かせ即回収すると小ぶりながらも湘南キスと初対面を果たす。やはり渥美とは違って根がかり必至の岩盤とは少々趣が違うようで、サビクとコツコツと岩に当たるがガっちり食い込んでしまうことは無さそう。続いて2投目は・・・良いアタリ!・・だが、空ハリの方が岩(おそらくはフジツボ類)にかかって煽った瞬間、バレてしまった。ハリ数を7点から4点(今思えば2本鈎で充分OKだった)に変え、不必要な根がかりを避けようとしたが、同様のケースでキスのアタリ9回中、回収出来たのは結局3匹(メゴチ他を除く)のみ(但し錘ロスト無し)。
キスのサイズは極ピンではないが、残り時間を考慮すると、とてもじゃないが200gには到底届かない。さらにハマチの群がポイント近辺に回遊してきたことも邪念となった。意を決して本部方面への空いた浜に向かったが波口、それも波裏・中でスレた極ピンサイズのキスを拾い集める芸当は持ち合わせていなかった。コガ根でのキス3匹68gにて一回戦敗退。
波口のピン釣りに処する術を考えているのだが、未だに暗中模索が現状。一度、木錘を使ってみるしかないね。3位に入った鱚友会・ネギやんの釣りを見させて頂いたが、そりゃ見事でございました。打ち返す波間に絶妙のテンションをかけ、仕掛けを絡ませることなく漂わせヒョイヒョイとピンを拾い集めておりました。脱帽です。

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