『お決まりパターン』とは何か?
それはずばり
課題テーマと
敷地の配置です。
ここでは
課題テーマのお決まりパターンについて書きたいと思います。
近年の問題において、この2つはお決まりのパターン(法則)で出題が繰り返されています。(ちなみに『近年』というのは平成21年度以降です。どうして21年度以降だけで良いかというと、試験制度の見直しがあり、そもそもの試験の方向性が変わっているからですね。ここでは詳細は書かないとして、またいつか書きます。)どうしてこのお決まりのパターン(法則)が存在するのでしょうか?それは、
絶対評価への責任からです。この試験どう考えても
相対評価にならざるを得ないわけですが、試験元には
『与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能』を持った人とそうでない人を振り分ける責任があるため、その責任を果たすべく、極力絶対評価に近付けようとしています。絶対評価に近づける方法は2つ。
1つは、
毎年の問題難易度を同じ程度にしてから、
40%で判断する
2つ目は、
根本では、例年と同様のお決まりのパターンを出題し、
40%で判断する
試験元は普遍の評価を下すため、『お決まりパターン』を作り出し、同じような採点をしていることをアピールしているのです。そして、同じパターンを繰り返すことで、採点根拠として過去の類似パターンを既成事実として確保しようとする意図もあると考えられます。
逆に言えば、『お決まりパターン』こそ試験元が求める評価基準ではないでしょうか。
試験元がお決まりのパターンを繰り返すのはずばり
@ この試験を少しでも絶対評価に近づけたい
A 既成事実を増やしたい
決してこのパターンから課題を予想しろというのではありません。
大切なのは
お決まりのパターンから試験元が求めている評価基準を逆算することです。逆算できることです。
課題テーマ。このパターンには以下の2つがあると思います。
@ 利用者が内側に居る人(滞在者)が多く、用途上管理部門と共用部門の分けが少し曖昧で、基準部屋があり、そこを中心とした動線が存在するパターン
※『訪』と『滞』が混在。フロアや配置でうまく分離させる。
A 利用者が外部から訪れる人(来館者)が多く、用途上管理部門と共用部門の分けが割とはっきりしていて、基準部屋は無いが、外からの動線が建物奥までつながるパターン
※『静』と『動』が混在。フロアや配置でうまく分離させる。
これだけですよ。
なぜ、今年の課題とnobutaオリジナルが近似したかというと。
それは、「道の駅」を知れば知るほど、この法則から『地域図書館と同じだ!』と思ったからです。逆算できたわけです。
以下その法則です。
※今ワードでまとめている『自作課題の作り方のようなもの』から
この表の4つの視点は全て空間構成と呼ばれる項目です。
『空間構成』…(*1):建築物の配置計画、ゾーニング・動線計画、所要室の計画、建築物の立体構成等
〜参考〜
http://www.jaeic.or.jp/kkaisei_1k_seizu_minaosi1_090701.pdf
こう考えることはできないでしょうか。
空間構成はランク2とランク3の境目であり、
それこそが絶対評価の部分。毎年同じ基準の部分。
ランク1とランク2の境目が、それ以外の「意匠・計画(*2)、構造、設備」との合計。
これは相対評価。
『意匠・計画』…(*2):図面表現、所要室の機能性・快適性等
ランク2以上の大渋滞を抜け出すには、相対評価(敵は自分じゃない隣の席の人)で自分の優位性を出すこと。
『隣の人の図面が綺麗だなぁ』それがランク2の敗因。
『隣の人の図面って所要室の什器がちゃんと並んで、通路も取られてるなぁ』それがランク2の敗因
『隣の人の図面の休憩室は風が抜けて快適そう』それがランク2の敗因。
ってことかもしれません。。。
ごめんなさい。
角落ちした僕が、偉そうにランク1とランク2の違いを語る資格は無いのは重々承知しております。結果論でしかないし、根拠もないです。
しかも上記情報になんの新鮮さもないかもしれません。
ただ自己マンブログなので、、、、許してください。。。
ほんの少しでもこのブログを読んでくれている方の思考の一助になればと思っております。
僕の情報がすべて正しいとは限りません。
あくまで僕の一個人の考えです。
大切なのは
あなた自身が考えることだと思います。
あああ、また深夜のテンションで偉そうに書きました。
すいません。失礼します。
でわでわ。
合格発表まで毎日豚神様にタッチ(クリック)すると
合格できるらしいです☆

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