2018/10/2

擬音語・擬態語  ほうげん・ひょうげん

スペイン語には日常的に、動詞を2回繰り返す表現が多いように思います。それがなぜか、日本語の擬音語・擬態語によく似ていて面白いんですよ。

たとえば日本語のピカピカという擬態語は、きれいに磨かれて光り輝くほどのとき使われる表現ですよね? スペイン語でピカピカと言えば、「ちくっとする」とか「ひりひりする」という意味のPICARという動詞の繰り返しで、「ピカピカ」→かゆ〜い。または、から〜い。

日本語のすべすべという擬態語は、肌触りよくなめらかな感触を表しますよね? スペイン語では、上る(登る)という意味の動詞SUBIRの繰り返しが、「スベスベ」→上がってよ。

あとスペイン語の動詞の繰り返しで気になるのがいくつかありまして。

くっつくという意味のPEGAR→「ぺガペガ」。マジックテープをこう呼んでるんですよね。

止めるという意味のPARAR→「パラパラ」。これは止めて止めて、ということで、雨がパラパラと…とは違います。

続けるという意味のSEGUIR→「シゲシゲ」。活用が不規則なんでセギールの繰り返しには見えませんが。しげしげと見る、とは全然違って、続けろ、イケイケ、といった意味らしいです。

ひとつ、メキシコ特有なんじゃないかと思える「サレサレ」というのがあります。車を出すときなどの「オーライ」の合図らしく、駐車場のチップかせぎのおじさんがよく「サレサレ」と言っています。SALIR(出る)という動詞の繰り返しだと思います。これは日本語的には擬音語でも擬態語でもないけど「去れ去れ」と動詞を繰り返しているように聞こえて、日本人にはとってもわかりやすいですね。

あと、これはコスタリカで聞いたんですが「クチクチ」という表現。どうもこれは動詞の繰り返しではなく、いわゆるスペイン語圏の擬音語のたぐいだと思います。何かのショーで司会者がこれを繰り返すと、居合わせたカップルが顔を赤くして含み笑いをしていました。では、ご想像にお任せして、今日はこのへんで。
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2018/2/11

cañon  ひとりごと

ほぼ、一年ぶりの投稿である。

先日、近郊の観光地のダムに連れて行ってもらった。カニョンを見るというので、なんだろうと思いつつ楽しみにしていた。

cañon = 大砲
大砲以外にも、大砲っぽくドーンと向かっていくものはなんでもcañonと呼ぶようで、例えばパソコンのプロジェクターもcañonと呼ばれるわけだ。メキシコだけなのかもしれないが。

でも今回見に行くcañonはなんだろう? 観光地で、戦争時の名残である大砲を見ることはあるけど、それかな?あまり深くは考えないうちに現地に到着。

そこで船(ボート)に乗るという。船でcañonを通るって見るのだという。そこではっと気が付いた。グランキャニオンのキャニオンにあたるcañonだったのか、と。つまり日本語で言う「渓谷」。ガイド役の友人が示す先には確かに渓谷らしきものが、、。

残念ながら早く到着しすぎて、ガソリンがまだ届かず船を出せないという。ガソリンが来るまで待てといわれ、30分ほどぶらぶらして待つも、次の観光予定もあることだしとあきらめてダムを発った。

いつかまたそのカニョンを見に出直したいと思う。


※メキシコのひとりごとはこちらにポツポツ上げています。
→「クエルナバカはいつも春」
メキシコに住んで、もうすぐ三年…。
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2017/2/26


メキシコ発の、ハポニョール、というより、これはもはやただの造語です。

どうぞレ!


意味は、「入っていいですか?」「通っていいですか?」と聞かれたときの反応「どうぞどうぞ」とか「どうぞお先に」にあたります。

なんで「レ」がつくのか?そこがポイントなんですけど、メキシコではなんらかの間投詞の後ろに「レ」がつことが多いのです。híjole(イッホレ) とか ándale(アンダレ) とか…、意味はよくわかりませんが。

おそらく「どうぞどうぞ」は、pásale(パッサレ)にあたるでしょう。「どうぞ」を覚えたメキシコ人が、どうぞにも「レ」をつけてしまったのです。


次は、日本語の文に「か?」をつけると疑問文になると知ったメキシコ人による造語。

アンブレか?


hambre(アンブレ)空腹という意味の単語に、「か?」をつけて「おなかすいた?」と聞いてるつもりなんですね。大胆な造語で笑えました。
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2017/1/1

despensa  ひとりごと

あまりに久しぶりすぎて、投稿画面をどうやって開くのか忘れるところだった(汗)。

事情があって2か月ほど、シェアハウスみたいなところで生活した。三寝室の一軒家。男子禁制のシェアハウスで、同居人はメキシコ人二名。そのうちひとりがとても感じの良い子で、共有のキッチンや食堂でちょこちょこ話をしたものだ。

週末の前に彼女が、「明日はdespensaを買いに行くわ」という。despensaというと食料品棚だと思い込んでいた私は、「買ってどこに置くの?キッチンの横?」と聞いた。「自分の部屋よ」と彼女。

キッチンにはそれぞれ与えられた棚があり、各自食器でも食料品でも入れられるのだが、それだけでは入りきらないのだろう。それにしても個人的に戸棚を買って寝室に置くほどとは、、。

しかし週末、どうも戸棚を運び入れた様子がなく、不思議に思っていた。

あとで彼女との会話の端々で気が付いたのだが、despensa には「食料品・食糧」という意味もあるのだった。なぁーんだ、そうだったんだ。彼女は単に一週間分の食材を買い出しに行ったというわけだ。
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2016/5/12

バルバコア  ほうげん・ひょうげん

日本語には「焼肉」というそもそもの日本語と「バーベキュー」というカタカナ語があり、同じ肉を焼くのでも味付けや焼き方が違いますよね。しかし炭火で肉を網焼きにするイメージで、両者をまとめて考えてみましょう。

バーベキューにあたるスペイン語を探すと barbacoa(バルバコア)につきあたり、焼肉にあたるスペイン語を探すと carne asada (カルネアサーダ)につきあたります。どっちも炭火で肉を網焼きにするイメージかと思います。

メキシコでは「炭火で肉を網焼きにするイメージの料理」は、carne asada と言うそうです。

しかも「barbacoaはバーベキューとはまったく異なる料理である」と言うのです。「日本人は、バーベキューのスペイン語がbarbacoaだと思い込んでいるが、それは間違いである」とまでメキシコ人は言うのです。

私は今までスペイン語圏で、確かバルバコアで通じてたと思うんですよー。

メキシコのタコスには上に載せる具が色々ありますが、「アル・パストール」といえば豚肉、「ビステック」といえば牛肉、そして「バルバコア」といえば羊の肉を使っているそうです。屋台と縁遠い私はタコスに関してド素人なのですが、バルバコアがどうやら羊肉料理らしいと今日知りました。

そしてどうも、barbacoa という単語は、スペイン語圏のそれそぞれの国で違う意味を持っているのではないか、と疑い始めました。辞書を見ると、やっぱり色々出てきましたよ。

確かキューバでは、ロフト(屋根裏部屋)のことをbarbacoaと呼んでいたのではなかったかしら。ぜんぜん違う物ですよねん。
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