先週の金曜日から土曜日にかけて「とある謎」の解明のために
マラケシュへ行ってまいりました。
「謎」については、次回の記事で書きたいと思います。
その前に、マラケシュまでの距離はタンジェから500km以上も
あるため片道およそ6時間かかりますので、日帰りするには
ちょっと厳しい距離です。
そこで、金曜日に仕事が終わったあと、一旦カサブランカまで行って
一泊し、土曜日にマラケシュまで行ってタンジェに戻るという計画
で遂行。

この日は、業務が立て込んでしまい計画より1時間遅れの午後6時
にアパートを出発。
最近、タンジェからラバトへ向かう国道は、あちこち掘り返されて
渋滞になっているので、タンジェ西インターまではかなり時間が
かかるため、今回は回り道してタンジェ東インターから高速道路
へ入ることにしました・・・が、やっ!? やややっ???
アパートから5分も走らないうちに、前方に見えた車列!
その時は、少し混んでいるのだろうくらいにしか思っていなかった
のですが・・・・・

なんと、東インター側も道路工事で車線規制。
おまけに、中央分離帯に生えている木をかたっぱしからなぎ倒し
ながら、道を掘り起こしている最中。
工事車両が、道をふさぐたびに車列は「待ち」状態。
我慢しきれなくなって、規制された車線の外側から割り込む車が
増えてくるものだから、渋滞はさらに酷くなり、前へ進みません。

渋滞で、およそ30分ロスして、やっと高速道路へ。
これならいつものように、タンジェ西インターから高速道路へ
向かえばよかった・・・とは、後の祭り。
「急がば回れ!」のことわざに従ったら、さらに遠かった!

高速道路は順調で、ラバトに到着する頃、日沈。
モロッコは現在、サマータイムなので日没はおよそ20時30分頃
です。
ここからカサブランカまでは、およそ1時間。
なんとか、予約していた宿に午後10時前には到着できそうです。

カーナビの地図データを最新版にしていないので、最近できたトラム
(路面電車)のデータが入っておらず、曲がりたいところで、曲がる
事は出来なかったものの、何とか大きな問題無く、午後10時少し
前に、宿に到着。
・・・と、いうかカーナビは、「ここだ!」と言っているのですが
最初は、どこにもそれらしき場所が見つからず、きょろきょろと
辺りを見渡すと、民家のような建物に明かり。
よく見ると、設置されている看板に予約した宿の名前がありました。
妻・・・かなり、不安そうです。
硬く閉ざされたドアの横に、呼び鈴があったので押して暫く待つと・・
中から現れたのは・・・宿のマダムらしき女性で、英語は全く話しま
せん。
こりゃ大変だ・・・と、つたないフランス語で予約の事、車の置き場所
等を確認。車は、少し離れた路上に駐車せよとの事。
荷物を降ろして、近くの公営アパートのような建物の脇の路上に停車。
マダムは、「あそこなら、ガードが24時間見てくれているので安心
だわ。」といって、不安げにチラチラ車のほうを気にしている私を
気にかけてくれた様子。
その後、無事にチェックイン。

宿の名前は「Maison D’HOTES Dar Tahra」
オーナーさんはフランス人で、宿の作りはリヤド風の一軒家です。
中には、モロッコの家具や装飾が施されていて、リヤドより近代的
な感じのする宿です。
最初、外から見たときは怪訝そうにしていた妻も、建物の中に入ると
一転、可愛らしい装飾品や家具にテンションあがりまくりです。
私たちのチェックイン後間もなく、フランス人のカップルもチェック
インしていました。

部屋には、とても広いベッドが置いてあり寝心地良さそうです。
これなら、プーが間に割り込んできても追い出される心配はなさそう
です。
実質、小さなお子さんのいらっしゃる家庭でも全く問題無い広さです。

モロッコ調のペイントの洗面台や・・・

天井の明かりも素敵なライト。

私は会社を出てアパートに戻り、そのまま荷物をまとめて出発したので
部屋に落ち着くまで、何も食べていませんでした。
妻が、ホテルについてから食べられるようにと、お弁当を作って
いたので、この日の夕食はどこへも出かけずに、ホテルでお弁当
をいただきます。
メニューは日本から持ってきたタクアンと練り梅入りの細巻き、
先日セビリアの中国食材店で買った里芋や白滝の煮物、そして
ホタテと野菜をトムヤムペーストで炒めたもの等・・・。
モロッコの宿で、タクアンや里芋、更にはエスニック料理を
食べた人は、そういないかも・・・。

私たちが宿泊した部屋は2階です。
各部屋は、ご覧のような噴水のある吹き抜けを囲むように配置され
ていて、部屋から出ると手すりの下に噴水が見えます。

翌朝、宿の入り口(門)まで出てみました。
うっかりすると、見落としてしまいそうな門です。
宿のすぐそばが信号のある交差点になっていて、トラム(路面電車)
が走っています。
また、交差点を渡るとすぐにスーパーマーケットのマルジャンが
ありました。

庭には、プールもあります。

オーナーさんの趣味が伺える素敵なモロッコタイルのテーブルのほか
階段や段差などにもモロッコタイルがふんだんに使われていて、とても
可愛らしい雰囲気です。

マダムの手作りの朝食付きです。
このアットホームな雰囲気は、写真で紹介するよりも動画で
ご覧頂いたほうが、よりリアル感が伝わると思いますので
ご覧ください。
知り合いのお宅にお呼ばれされたような、とてもリラックス出来る
空間が広がっています。

更にペットOKなのもうれしいです。
プーもソファに座ってご満悦。
到着したのが夜だったのと、静かな通りだったので辺りには何も無い
と思っていましたが、結構便利なロケーションであることに気づき
又、車で来ても中心街のほうに入っていかないので、渋滞に巻き込ま
れることも無く、さらにトラムで街へ出かけていけるので、長期に
滞在するのにも良さそうな宿でした。
さ、支度を整えていよいよ、マラケシュに向かって出発です。
例の「謎」とはいったい・・・?
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