一週間前の日曜日の事ですが、冷凍していた刺身用のマグロが
無くなったので、魚市場へ買い出しに行きました。
この時期、大きなマグロが良く入荷するので、一度に沢山買って
冷凍保存しなくても、いつでも新鮮なマグロが食べられますので
最近は、こまめに市場へと出かけるようにしています。

魚市場はメディナ(旧市街)に近い場所にあり、アパートから徒歩で
行く事も可能な距離ですが、この時期はクーラーボックスが必須なので
車で行く事にしました。
車をグランソッコ近くの路上駐車場に停めて、市場まで歩く事
約5分。

市場の中を一通り、グルリと一周。
どうやら、この日は大きなマグロはほとんど入荷していないようでした。
5kgくらいの小さなマグロは何匹かありましたが、それじゃあまり
にも小さすぎます。
それに、これくらいの小ささだと切り売りしてくれず、丸々一匹売りに
なるので、要らない部分まで買う羽目になります。
更に歩いていると、かなり分厚い大トロを発見。
おじさんに聞いてみると、赤身は全て売り切れてしまい、大トロだけが
残っているとの事。しかも、この日は大きなマグロはあまり捕れなかった
ので、kg単価は通常60DHに対し、いつもより高めの100DH
(約1100円)だとか。
それでも、安いのですが・・・・
大トロも赤身も同じ値段で、モロッコ人には大トロは人気が無く買う人
は、まれ。
売れ残りが、大トロとは・・・・何という事でしょう!

と言う事で、この日は大トロのみを買いました。
速攻でアパートへ戻りたいところですが、この日は魚市場から車で
約10分の所にある場所で、日曜市も開かれているので、今度は
そちらへ行ってみる事にしました。

公園の向こうに見えるのが、日曜市の場所です。
私が駐在した当時、この公園はありませんでした。
こういった公園は、今もあちらこちらに造られていて、この数年で
タンジェは目に見えて変貌を遂げています。
車を市場から少し離れた場所へと路上駐車させて、この公園を
横切って市場へと向かいます。
何故ならば・・・

市場の前は買い物に来たお客さんの車でごった返しています。
皆さん、少しでも歩きたくない・・・と言った感じで、市場の
目の前は、停車スペースを探す車で、大混雑。
渋滞の列にはまると、中々抜け出せなくなります。

野菜市場は屋根のある場所で開かれますが、屋根の下にお店を広げ
られない人も沢山います。
日射しが強いため、持参したテントを張って商売する人も沢山いました。
ここの日曜市では、奥では日用雑貨や魚の販売も行われています。
先ほどの魚市場では、マグロが入荷していないという事だったので、
こちらではどうか・・・と行ってみましたが、やはりマグロは
ありませんでした。
一通り、見て回って欲しい野菜を買ってアパートへ戻ろうとしたところ
で「オクラ」のみを、かごにいれて販売しているお兄さんを発見。

こちらが、その「オクラ」。
オクラしか販売していませんので、このお兄さんを「オクラ屋さん」と
呼ぶことにしました。
オクラ屋さんのお兄さんに値段を聞いてみると、2DHと言う答え・・・・
kgあたり2DHなのか、一個当たり2DHなのか・・・と悩んでいる
と、お客のおばさんが無造作にオクラの束を取り上げて、お金を払って
買っていきました。
まねして、オクラを取り上げてみると10個ずつ数珠つなぎにされて
いて、それが2DHという事でした。
10個で2DH(約24円)とは、物凄く安い!
旬のオクラがとても美味しそうだったので5束購入。

この後、クーラーボックスの中の大トロが気になるので、急いで
アパートへ戻ります。

アパートに着いて、早速刺身用として柵取りにするのですが、衛生面も
あるので周りの6面を薄く切り取っていきます。

こちらが取れた柵。
まるで豚肉のようです。

オクラは5束買ったので、50個もあります、
これで、なんと10ディルハム(約120円)!
暫くの間、オクラを食べ続けることになります。
が、私自身オクラは大好きなので全く気になりません。

妻が大トロの回りをトリミングした部分がもったいないと、オクラと
一緒に煮てみる事を提案。・・・さっそく作ってもらいました。
マグロの赤身は煮ると身がしまり固くなってしまいますが
大トロは脂がのっている為か、全く固くなりません。
口に入れると、ペロ〜〜ンと溶けてしまいました。
オクラもかなり柔らかで、こちらもペロ〜ンと溶けてしまいます。
トロとオクラの煮物・・・どちらもトロットロ同士。
とても、相性がいいようです。
大変美味しくいただきました。
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