
これ・・・お餅に見えますか?
見えませんね〜〜〜
何を隠そう、これはコンニャクなのです。
お正月を控えて「餅つき」は、昨年失敗していますので、今年はコンニャク
つきにしてみました(?)

コンニャクの原料となるのは、今年4月に一時帰国した際、東急ハンズで
買ってきたコンニャクの素。
コンニャクや豆腐のような、賞味期限の短い食品は、このように粉末手作り
キットとして販売されていると、保存も利くし食べたいときに作ればいいの
で、私達のような海外生活者には、大変ありがたい商品です。

箱から中身を出してみると、コンニャク芋粉末と石灰が入っています。
これが、各2袋ずつ。
1袋で、1.5リットルのコンニャクが出来るようです。
150gのコンニャク10丁分。
こんな小さな小袋からそんなに沢山のコンニャクが作れるとは・・・

今回は、レシピに沿って作ってみます。
そして、その反省点を次回のコンニャク作りに生かしましょう。
まずは、1.35リットルの水を75〜80℃まで加熱して、火を止め
ます。
何故、1.35リットルかというと、1.5リットルの水を準備して
そこから150ccの水を残して、残り全てを沸かす・・・とレシピ
に書かれていたから。

温度に達したところでコンニャク芋の粉末を少しずつ入れながら木ベラ
等でかき回します。
これが、面白いようにゲル状になっていきます。
まるで、吸水シートのゲルみたいに・・・・。

そして、糊みたいになったところでかき混ぜ中止。
そのまま、40分くらい放置しときます。

40分経ったところで、凝固剤を準備。
ちょっと熱めのお風呂のお湯くらいに温めた150ccのぬるま湯に
石灰(だと思いますが・・・)を溶かしいれます。
と、いっても溶けずにすぐに沈殿してしまいますが・・・。

さて、ここからが大変。
先ほどのコンニャク芋の溶けたゲルを一生懸命に練ります。
練って練って・・・練りまくります。
この工程で、ゲルをズタズタに引き裂いて凝固剤の絡みを良くする
らしいのですが、私は、ちょっと手を抜いたばかりに、ムラが出来て
しまいました。

そこに、凝固剤を加えながら均一に混ざるように練り続けます。
が、これが又大変。
ゲルが、キョロキョロして凝固剤が均一に浸透していかないのです。
最後には、ホイッパーを持出して、突きながらかき回していきます。
凝固剤を加えてからこのかき混ぜ終了まで、1〜2分で終わらせなければ
ならないので、とても大変。
次回作るときは、なにか対策を考えないと・・・・
しかも、型に移した後の鍋洗いがとても大変だとは、妻の弁。
固まったコンニャク粒が鍋肌に付着して、洗い流すときに流しが詰まる
恐れがあるとの事。
ん〜〜〜、次回は練りの工程からポリ袋にでも移してから揉んで凝固剤
を入れて又揉むとかにしたほうが良いかも。
そのほうが、使った後に洗わずに、ポイッ!と捨てることが出来るし。

凝固剤を入れて、練ったコンニャクを型に入れます。
空気が入らないように、少しづつ押さえつけながら入れていきます。
この工程が、実にのし餅を作る工程に似ていて、モロッコに居ながら
ちょっとだけ餅つき気分を味わった瞬間でした。

凝固剤が十分に回らなかったところもありますが、何とか型に流し入れ
て、このまま凝固するのを待ちます。
ちょっと、色の黒っぽいところが凝固剤が十分に回らなかったところ
です。
20分くらいしたところで、少し水を入れて、木ベラ等で切り分けながら
型から取り出します。
水を入れるのは、切り分けたところがベタベタしないようにする為で、
水に濡れた面から、サラリと剥がれていきます。

そして、沸騰しない程度のぎりぎりの温度で30分ほど茹でてアク抜き
をします。
コンニャクを保存するときは、この茹で汁と一緒に保存するのだそうです。
そして、食べるときは再度加熱してから食べましょう。

出来上がったコンニャクを早速、ボイルして酢味噌をかけて食べました。

翌日の夕食では、妻がおでんを作ってくれました。
もちろん、コンニャク入り!
何ヶ月ぶりのコンニャクでしょう
正月は、餅つきならぬコンニャクつきで・・・・!?
<追伸>
さて、モロッコは未だ30日ですが、このブログをアップする頃、
日本は既に31日の大晦日ですね。
と、言うことで次回の更新時にはもう2011年が始まっていますので
今年最後の記事ということになります。
どうぞ、皆さん良いお年をお迎え下さいませ。
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