私ごとで恐縮ですが先頃引っ越しまして、その報告のため、セミ鯨の研究室にメールしました。
何も考えずに普通に挨拶として、「南東部(今の時期セミ鯨が南下して過ごしている海域で毎年研究者も南下する)を楽しんでね!」と最後に記して。
しかしやってきたのは、予想だにしなかった、「今年は行ってない」という返事でした。
え?行ってないってどういうこと?
今までファンディ湾の調査が資金不足で危ぶまれた事はありましたが、南東部の調査が打ちきりになったのはきいたことがありません。
しかし、”政府は、徐々にしかし確実に、研究をやめさせようとしているようだ”ということ。
ブッシュさんの頃は、なかなかお金がとれず上のファンディ湾のようなこともありましたが、オバマさんになって、ようやく改善されるのかなとほっとしていたら、これです。
結局は、共和党であれ民主党であれ、ブッシュさんでもオバマさんでも、いえ、アメリカでなくどこの国でも、やはり景気が悪くなると、人間の利害関係に直接関わらないような研究部門はいちはやく危機に立たされることになるようで。
残念ながら、政治と研究というのは、特に経済が立ちゆかない時代には、相反してしまいますねえ。
追伸:引っ越し先に郵便がうまく転送されず、ニュースレターがまだ手元に届いておりません。
訳をお待ち下さっている里親の皆さま、もう少しお待ちくださいませ。
すみません!