水族館は、子供のころから大好きでしたが、実際に働いたのは、ニューイングランド水族館が初めてでした。
そこの人たちは、ちょっとシャイだけど実に気さくで、「カードは信じない、キャッシュカードはもってない」とか、刺身やスシが大好きとか(今でこそヘルシーフードともてはやされてますが)、化粧っけなしとか、多分、アメリカ全体から見れば、ちょっと変わった部類の人間だったのではと思いますが、水族館という囲われた中で動物を飼うことに責めもかんじていながら動物が好きで、痛みを知ってる分優しく、人をけ落とすことなど下の下と考えているような真っ正直な人間(でも世渡りはへたかも)が多くて、私は大好きでした。
たちまち、ここは、私にとって、居心地のいい場所、いつまでもいたい場所になっていました。
ニューイングランド水族館で働きながら、ファンでもありました。
水族館のロゴのついたものは、何でも持っていたい、水族館出版の本、ポストカード、ポスター、毎月変わるパンフ、職員やボラのニュースレター、便せん、制服、渉外用の記念品・・・ありとあらゆるものが私の宝物でした。
それを知っている仲間は、何かにつけて、「これ要る?」と声をかけてくれるので、宝物はどんどん増えました。
今でも、水族館のあちこちの部門で私を迎え入れてくれた大勢の仲間と、水族館グッズは、大事な大事な宝物です。
水族館出版の本。

ホエールウォッチング(NE水族館では"Whale Watch"と言います)の宣伝用に「しゃれ」で作った"Whale Watch"、記念品の置き時計。
共に非売品。腕時計はWWの営業部長に、置き時計は「欲しいでしょ〜」と仲良しの秘書がくれた。
キャップ(売店で購入)と職員用ユニフォーム、水族館ガイドのボランティア用ユニフォーム。
職員のは、私が「欲しい」と言ってたのを覚えていたコールドマリンのマイクが、再びボストンを訪れた時にくれた。
ガラス製のキャンディーボックス(割れてたけどロゴが入ってるのでもらった、やはり秘書の女性から)と、ホエールウォッチングのナチュラリストのリサが使ってたのを物欲しそうに見ててもらった文房具。もちろん非売品。