
カヤックの挙動にもだいぶ慣れた。
エギングのビデオは何回も繰り返し見た。
アンカーも用意した。
エギング専用ロッドも買った。
そろそろ釣れても良い頃だ。
天気良し。
万全の態勢で迎えた土曜日。
今日こそカヤックでの初釣果をゲットするぞー。
(^◇^)/
この季節、三浦半島西海岸はずいぶん浅瀬まで底引き網漁をやるようだ。
予定していたポイントは漁船の操業エリアに近すぎるので、もう少し外れたポイントへ移動。
海藻と砂地がほどよく混じったエリアでなおかつ釣れそうな潮目を探してアンカーを投入。
いざ餌木をキャストする。
ここまでは先週も体験済みだ。
だが、まだアオリイカの顔を見たことがない。
アタリもどんな具合なのかわからない。
不安なままキャストしては引き、キャストしては引き…。
ちっ、根がかりだ。
アンカーをいちいち上げるのは面倒だから、とりあえずそのまま強引に引っ張ってみる。
あれ、巻けるぞ!?
こ、これはもしやアオリイカのアタリ!!
キターーーーーーーーーーーーー!!!

めでたくもカヤックフィッシングでの初釣果です。
春のデカイカというにはちょっと小さい500g。

その後も一度根がかりのあと、ポイントをちょっと変えて2杯目。

午前中に都合3杯をゲット。
このまま爆釣といきたかったのだが、キャストした時にFGノットの結び目がガイドに引っかかってリーダーがぶち切れ、好調だったアオリーQネオをロストしてしまう。
仕方なしに持っていた他の餌木に変えてトライするもアタリなし。
ポイントを変えているうちに今度はアンカーが根がかり。
安全紐(後述)をぶっちぎって回収するも、どうも流れが悪くなってきたのと風も強くなってきたので「ここはアオリ3杯獲ってることだし早上がりすっかー」ということで終了です。
(^ー^;)
////////// オマケ //////////

本日使ったアンカーシステムです。
アンカーを打つのは艇を固定するという目的もさることながら、横波を受けない---波を正面もしくは真後から受ける、というのも重要な目的です。
海底地形によっては例外もあり得ますが、通常波は風上(あるいは風下)からやってきます。
カヤックや小型のボートは横波に弱いので、アンカーを打っておけば船体は風下に流され、波を正面(もしくは真後)から受けることができ安定するのです。
通常アンカーは船体の前部に繋ぐのですが、僕の場合二人乗りの艇を一人で乗っているのでアンカーを後に配置してみました。
工夫したのはロープの取り回しです。
アンカーロープは常に艇の真後ろに位置するナス環を通っています。
このように配置するとアンカーを引き上げる時も艇の最後尾にアンカーの力が働いているので作業中も艇が不安定にならないのです。

ちなみにアンカーとロープの結び方はこんな感じ。
アンカーが根がかりしてどうしても外れない時、これだと真上から強引に引っ張れば細紐(安全紐)が切れてアンカーを逆さまに引っ張ることになり、回収することができます。

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