
真冬全開、冷え込みの厳しい朝です。
先週、後片付けの時にカヤック内に残った水をスポンジで綺麗にぬぐっておいたので、本日はカヤックの中に氷なし、スケグも快調!
ところが忘れ物をしていたことに気づく!
釣った魚を締めるためのナイフと、ラインを結び直したりスプリットリングを外したりするときに必要なハサミとプライヤーがない!!
「どうせ今日も魚は釣れないかもしれないから、まあいいか」なんて考えも頭に浮かんだけど、いかん、いかん。
最初からそんな気持ちで海に出たら釣れるものも釣れないではないか。
やはり装備は完璧、気持ちも万全、これで行かなくてはなにをやってるかわからなくなってしまう。

速攻で国道沿いの釣具屋、
たけしちゃんまで行って足りないものを買ってくる。
思わぬ散財になってしまった。
勉強代だと思って諦めるしかあるまい。

出艇してまず向かったのが灯台の南、水深50m付近。
ここから北風に乗ってさらに深いところを攻めようというつもりだったのだが、方向の違う波がぶつかりあって複雑な状況になっていたので諦める。
少し南へ移動し、波が穏やかになってきたところでパドルをアウトリガー代わりにセットしてジギング開始。
水深40mちょいだった。

アタリなし。
冷え込むとオシッコが近くなるようで。
一番近い岬に上陸してオシッコ休憩。

アンパンを食って鋭気を補給したら、今度は浮標灯を目指す。
この辺りで水深50m。
ここは最初のポイントと違ってだいぶ波が穏やかだ。
周囲や海底の地形が違うからだろう。
今度から冬の間はここからスタートしようかな。
と気を良くしていたら、5人乗りほどのヨットが2隻、一直線にこっちに突っ込んでくる。
「ヤバイ、あれオイラに気が付いてないっぽい!」
フォール中のジグを大急ぎで巻き上げ、パドリングで風上に逃げる。
やり過ごして安心した途端、バサバサッっと大きな音。
振り返ると、やり過ごしたはずのヨットが方向転換してまたこっちに向かってくる。
うきゃー、とっさに今度はバックストロークで逃げる。
クルーの一人の女の子が「すいませーん」だって。
わざとぶつけようとしてるのかと思ったぜ、頼むよ、本当に・・・。

再びオシッコ休憩で最寄の浜に立ち寄る。
ついでにカレーパンも食って鋭気を補給だ。
浅瀬にはヒジキかなにかがびっしり繁茂している。
その隙間からときおり見える5mほど下の海底が見事。
透明度がすごい。
10m、いや、もっと先まで見える感じだ。

お昼近くなって沖に吹いていた風がぴたりと止む。
これはチャンス到来!
思い切り沖でジギングができるぞ!!
どんどん沖へ漕いで行くと赤いフラッグを発見。
ジグを落とすと水深60m。
気温も上がって気持ちが良い。
ただひとつ残念なのは潮が流れていないこと。
風もなく、カヤックとフラッグとの位置関係がさっきからずっと変わらないんですけど・・・。
(^◇^;
アタリがないので次のポイントを探して移動。
漁師が水深の目印に設置していったものなのか、数百mほど先にも赤いフラッグが見える。
そしてさらに沖にも・・・。
沖側のフラッグまで行ってジグを落とすと、水深70mだった!

午前中に立ち寄った浮標灯がはるか岸寄りに小さく見える。
おお、これが念願の70mラインから見える景色か!!
ついでに潮が流れていてお魚が口を使ってくれたら言うことなしなんだけどなぁ〜。(笑)
ま、贅沢は言うまい。
今日はここまでこれたことだけで善しとしよう。
気持ち良く2時半までジャークして沖上がり。
帰りは朝とは逆の南風が吹き始めたので、これまた追い風に乗って40分ほどで上陸です。
今日も結局魚は釣れなかったけど、次、良い海況になったら今度こそ釣れそうな予感と手応えを感じつつ、撤収しました。

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