
軽く昼寝してもお昼前。
まだまだ時間がたっぷりあるしお天気は良いしで、ひとつ城ヶ島単独1周に挑戦してみることにした。
城ヶ島1周は以前オ〜ラさんに連れられて1回行ったことがあるきり。
その南側はチョッピーな波が立つとても手強いコース。
オ〜ラさんに連れられて行った時はたまたまベタ凪の日で、南側の磯の間を抜けて浜に上陸することさえできたが、そんなことはなかなかないのだとか。
今日は波は穏やかだけどじゃっかん南風が吹いてるのが気になる。
はたして?

諸磯までの道のりはまったく穏やか。
それが三崎港に近づくにつれうねりが出てくる。
風の影響かな。
城ヶ島から先は相模湾ではない。
東京湾でもない。
そこは相模灘であり、太平洋へと続く外洋の入り口なのだ。
外洋風味のうねりに気を引き締める。

城ヶ島西側の磯。
ベタ凪なら磯の間をショートカットして行くのも良いが、今日はうねりの影響でブレークする波も見え隠れしている。
沖側を遠回りしていくのが無難そうだ。
城ヶ島南岸に回りこむ。
最初のうちは写真を撮る余裕もあったが(トップ写真)、真ん中辺りまでいくとチョッピーな三角波に不規則に揺さぶられ、余裕がなくなっていく。
ウッヒョー、これが城ヶ島南岸の波かぁ〜。
スリリングな洗礼を楽しむ。
そしてふと気がつくとぜんぜん進んでない。
むむ・・・、向かい潮?
マジ漕ぎモード発令!!
波がチョッピーでパドルを持つ手にもイマイチ力が入らない。
これがスピードが落ちてる原因かもねー。
ようやく南岸の東端を示す白灯台が近づいてきた。
そして北へターン。
うおー、すごいうねりだー。
ここが城ヶ島1周の一番のクライマックスだった。
海中から突き出している磯がおいでおいでをしているような気がする。
まちがってもあれに激突するわけにはいかない。
サーフィンができそうな大きなうねりにお尻を持ち上げられながら、必死にバランスを取り続けることだけを考えて少しずつ前進。
難所をクリアするとそこはもう三崎港の入り口だった。

突然平和になる海面をのろのろと進む。
もう喉がカラカラだ。
城ヶ島1周はベタ凪の日以外はとても手強いコースだった。
これ、もっと荒れ模様の日には間違ってもトライしたくないね。
海をナメたら怖いねー。
帰り道はそれなりに風も波もあったが、城ヶ島南岸のチョッピー波を経験した後では相模湾の波には優しさと思いやりがあるようにすら感じるのでした。


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