
先日ふと店に来てくれたMELLOWさんから和歌川の事を教えてもらった。実はその時の私の反応は和歌川?・・・というものだったが調べてみると和歌川は和歌山城下を周って片男波から浜の宮へ至る川で昔はここが紀ノ川だったらしい。奈良時代に聖武天皇もここから玉津島に行幸したらしい。うーん、これは面白い。いやいやまだまだ知らない川は沢山あるものだなあ。
そもそも私は浜の宮から雑賀崎まで漕いでるのだがそのルートから紀ノ川まで漕いでないので私の大きな一筆書きからはずれている。和歌浦湾を行った時は磯ノ浦から沖合い2-4kmほどの所を通って有田・地の島までいったので繋がらなかった。気にはなっていたのだがなんとなくそのままになっていたのがこんなルートがあるとは!よし早速和歌山へ。

(和歌川の小さな水門、実は地元ロデオパドラーの有名なスポット)
こういうわけのわからず漕げるかわからないアーバンカヤックの時は力強い相棒がいる。一緒に中ノ島はおろか神崎川、猪名川、大和川、神戸港といったスカポンさんだ。今回は電車でいって岸和田でピックアップしてもらう事に。当日南海電車が堺駅のポイント故障で立ち往生したりしたが無事合流、和歌山について早速下見をはじめた。

下見をしているとお城の内堀の横を通る、うーん漕ぎたい!でもあまり漕げる雰囲気がない。まっとにかく艇を組み立ててみよう。なにか言われたらすぐ移動だ。・−・−・−・−・−・−・−・−・− まあせっかく艇を組んだので記念撮影だ。どうなったかはみなさんの想像におまかせします。けっして浮いていて浅野長晟の事を考えたり大和大納言の秀長が築いたんだなあとか思ったりはしてないはず!

(和歌川大橋の下のポンプ場、斜めになった艇が模様に見える)
そこからずっと下見をして和歌川大橋の下のポンプ場にたどりつく。ここは絶対に担ぐしかない。ポンプ場の前後を川沿いに歩く。どちらも出艇場所を確認、今回はポンプ場から浜の宮の方へ行くことにする。艇はアリュート430、さあ行くぞ!

スタートしてすぐ和田川と合流、そしてすぐに和歌山県立医科大学付属病院の横を通過する。少し風があるが順調だ。
しばらくすると和歌浦にでる。紀三井寺の方からくる川と合流して一気に広くなる。とはいうものの片男波海水浴場などの防波堤が延々伸びていて波は入ってこない。この辺は干潮になると浅くて漕げなくなるので一気に海まで行こう!

(海に出て前方に下津が見える。日がさしていい雰囲気でした)
単調な片男波の横を漕いで海にでる!海だ、こうやって横から海にというのは初めてなので不思議な感じ。前方にマリーナシティ、そして有田の岬が見える。いいなあ。何度やっても川から海にでる瞬間は心が躍る。 <後半に続く>

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