
竹生島を後にして目指すは湖北町の湖北みずどりステーションの辺り。漕いでいてつくづく思うがこの湖北から今津は車で周れば結構な距離。それこそ織田信長の時代、船がどれだけ大切かよくわかる。もう少し下の長浜(羽柴秀吉)、安土(織田信長)、坂本(明智光秀)で湖岸を囲み近畿から北陸、東海への大動脈を押さえたんだなあとか思いながら漕ぐ。

(今西に到着、琵琶湖横断だ!)
上陸する場所を探してちょっとウロウロ、繁みの奥の上がれるところをみつけて上陸。やっとこれで琵琶湖横断だ。実はこのコース、20年前にとあるカヌーショップがいったルートでずっと行きたかった。本当に長い時間がかかったもんだ。
上陸するとすぐ側が今西いこいの広場となっている。また道の駅湖北みずどりステーション0.5kmの看板も。

(右の繁みの奥が上陸ポイント、竹生島が良く見える)
ここでしばし休憩。竹生島では上陸してないのでちょっと休もう!ここから予定では塩津まで漕いで上がり湖西線で帰るつもり。まあもう海岸線沿いだし時間も10時前なので十分いける。
さて休憩後出発して湖岸を北上、みずどりステーションを通過して琵琶湖の最北端、塩津を目指す。

(水面から10mほどが晴れて上はもやがかかる)
まわりを見ると面白い事に早朝は水面がもやっていたのがもやが少し上にきている。ちょうど線を引いたかのように下だけがもやが晴れている。

面白いもんだなあ。いろんなところにいっていろんなところでこういった思わぬ景色が楽しめる。なんて贅沢だろう。しかしまあこの時点でも本当に穏やかな湖面。これはこれで凄いなあ。
塩津に行く途中はまったく民家もなく自然の山に囲まれる。遠くで空砲が聞こえる。周りは波一つなく時間までゆっくりと流れているようだ。こういう雰囲気は狙って得られるものでもなくただ静かな時を楽しもう。

(琵琶湖から大川に50mほど入って振り向く)
やがて塩津に到着。ここにようやく湖北から近江大橋まで繋がった。やはり琵琶湖は広い。
さてこの塩津に大川とおう川が注ぎ込んでいる。たまたまこの日は水も多く漕いで上がれそう。
途中釣り人に挨拶してそっと通してもらう。一つ橋を越え二つ目の橋の下が浅い。どうやら上がれるのもここまでか!でもすぐ向こうにローソンが見えるので国道8号線の塩津浜の交差点の横でバス停もあるところ。時間は11:30ここにゴールだ!

(塩津浜の交差点の横の橋の手前、これ以上漕げない)
初めはバスで駅までと思ったが次のバスまで1時間半、電車は1時間後にくる。そこでローソンでファルトを発送して歩いて駅にいくことにした。まあ大きな荷物さえなければ歩くのもラクラク。(ちなみに郵パックで1800円でした)

(大型トラックの多い8号線はちょっと怖い)
塩津浜から駅まで2.5km、トラックが多いので怖く今日一番のドキドキでした。電車にのると今津まであっという間、再び歩いて今津浜へ。多分両方で5km以上歩いたかな! GPSデーターは22kmになっていたが途中電池切れでちょっと測りきれていない。まあ多分23kmぐらいでしょう。帰り湖西道路から見たら白波たっていた。近くで見たら凄いんだろうなあ。やっぱり琵琶湖は早朝一気・・ですね。

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