『激突南太平洋』キャンペーンシナリオの続きです。
「激南」のキャンペーンシナリオでは、各海戦終了時に潜水艦攻撃のチェックがあります。それぞれダイス2個を振り、残存駆逐艦隻数を超えた分だけ被雷チェック(確立50%で命中、9撃以上)となります。幸い1戦目後は両軍ともチェック自体を免れましたが、残存は米軍10隻5ユニット。日本軍は7ユニット14隻。両軍ともほぼ半減してます。このペースだと、2戦目終了時のサイ振り結果だけで勝負が決まりそうに思われ、両者協議の上駆逐艦は補充することとしました。本当は、両軍とも駆逐艦を大事にしろの意味で、補充なしが正しいのかもしれませんが。夜戦時の日本軍酸素魚雷効果のこともありますし。今後このシナリオをプレイする方は、補充の有無、隻数の決定方法を事前協議をお勧めします。因みにCMJ10号版「日機」のキャンペーンでは、駆逐艦は各海戦時に定数で登場することになっています。
第2海戦。
イベント、日本軍なし。米軍、ヘンダーソン基地増強で3ユニット増加。

日本軍は艦載機8ユニット補充で、総数16ユニット。搭載機数の事など考えて、moritaさんは軽空母3隻の艦載機14ユニット(1隻は6ユニット搭載の隼鷹)を選択。瑞鶴は第3海戦に温存の判断でした。

米軍は増援到着のホーネットを加えての3隻。艦載機は12ユニット増えるので、可動23ユニットの筈が、何故か21ユニットでプレイしてます。マヌケな私。

戦艦2隻の配置、今回も迷いましたが、水上部隊には(今回2回目登場で、残存しても御帰りになる)ワシントンのみ配備としました。
事前索敵報告、日本軍の空母(軽空母含む)、戦艦、輸送船の合計11ユニットとのこと。(本当はそれぞれの数を伝えるのが正しいようです。)まあ、推測で今回も輸送船が5〜6ユニットなのは充分判りました。
第2海戦開始。

日本軍は距離をとって、ヘンダーソン基地の攻撃範囲には入らず。
1日目日中は、両者航空戦発生せず。

日没後、日本軍水上打撃部隊がガ島に向けて突入開始。
米軍水上部隊と決戦へ。

日本軍は伊勢・日向を投入してきました。第2海戦からは米軍がレーダー装備となり、水上戦優位が逆転。米軍が従来の日本軍ダイス欄を用い、日本軍が連合軍ダイス欄を利用となります。
早速その効果あり、伊勢を撃沈しますが、反撃でワシントンがまさかの沈没。こうなると隻数で不利な米軍。日本軍の猛攻に今回も水上部隊潰滅。ヘンダーソン基地は艦砲射撃で破壊され、翌朝の日本軍輸送船団到着阻止は困難に。
2日目午前、米軍機動部隊の空襲開始。日本軍は機動部隊を輸送船団にスタックさせての上空直援体制。聞けば艦載機は可能な限り零戦主体にしたとのこと。1日目に積極的に来なかったのは、そもそも艦爆、艦攻が少なかった為とのこと。
2日目の第4ターン、一回目の空襲。攻撃目標をどうするか悩みました。冷静に考えると、輸送船1ユニット(2隻)沈めれば、軽空母1隻と同じ価値(差し引き6点)だったので、分割して輸送船2ユニットにすべきでしたが、「空母」に眼がくらみました。隼鷹に攻撃集中し、撃沈。日本軍の輸送船は予想通り最大の6ユニット12隻でした。揚陸成功で24点獲得。ガ島に到着して、1ターンで揚陸終了はどんなものかね?とは対局後の両者共通の意見。
第5ターン、再度空襲。龍驤を撃沈。
この後、残る龍鳳も仕留めたかったのですが、日本軍は日向以下の水上部隊を前進させつつ揚陸作業援護が終わった機動部隊を後退させ、距離を取ります。
それならば、と近接する日向を空襲しますが、後のエンガノ岬沖海戦を思わせる見事な対空砲火・回避運動で有効打を与えられず・・・。
そのまま第2海戦は終了。
海戦後の潜水艦判定で軽巡へレナが被雷沈没しました。

日本軍のVP
ガ島揚陸 24P
撃沈 戦艦ワシントン 6P
重巡x4 12P
軽巡x3 6P
駆逐艦x12隻 6P
合計 54P

米軍VP
撃沈 軽空母隼鷹
龍驤 12P
戦艦伊勢 6P
重巡x1 3P
駆逐艦x17隻 8.5P
大中破 重巡x1 2P
軽巡x1 1P
合計 32.5P
日本軍 21.5P 大勝利
キャンペーン戦も2連勝で、日本軍勝利で終了でした。

当然ながら、今回は米軍の艦載機はそれ程損耗していません。

日本軍は残存4ユニット=36機。補充が来ても合計12ユニットですから、3戦目があればかなり苦しい展開だった筈。
今回のキャンペーンは2戦とも日本軍輸送船が最大数だったので、特に水上戦がエスカレートしてしまいました。
改めてこの2回戦の損失を見てみると、
日本軍
空母1、軽空母2、戦艦1、重巡3、駆逐艦31隻。
米軍
空母1、戦艦2、重巡10、軽巡3、駆逐艦22隻。
まさに鉄底。
特に両軍の沈没駆逐艦数は本来のシナリオ規定数を超えました。
色々と貴重な戦訓が得られましたので、いずれまた再戦してみたいです。ただ、どうしてもダミマーカーシステムによる細部の矛盾がありますので、可能なら「日機」にある2セット審判戦が良いかな。その場合は喜んで審判役を引き受けますよ。
moritaさん、今回も対戦ありがとうございました。
以上、第47回茨城会報告でした。

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