2006/5/1
1人呆然と立ち尽くす
私がそこにはいた。
暫くすると
どこからか
心地良い風が
吹いて来た。
その風で我に返り
再び辺りを見回すが
やはり陰の主は
何処にも見当たらなかった・・・
不安や恐怖を
払拭すべく
私は顔を上げ
風を感じた。
どの位
そうして
いたのだろうか・・・
あまりにその風は
心地良かった。
微かに辺りが
見える様になっている事に
気付かなかった。
風に乗って
ほのかに香りが
漂って来た。
私は今度こそはと
自分に言い聞かせ
その匂いのする方へと
歩を向けようと決心した。

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