ツーリング中にサメと遭遇したことが3度ほどあります。これはサメの背びれを確認した回数であって、実際には気づかなかっただけでニアミスした回数はずっと多いでしょう。
シーカヤッカーにとってサメがシーカヤックを襲うかどうかということは大きな関心事でしょう。”サメは自分より大きいものは襲わないから、シーカヤックはほぼ大丈夫だ”といった話を信じてサメへの恐さを振り切っています。またシーカヤックのハル(腹側)を白と黒のストライプにすると”サメの天敵であるシャチの色合いとなり”サメが恐がって近寄らないという話もあります。どちらも迷信みたいな話ですが、信じる者は(気持のうえで)救われるといったところでしょう。
シットオントップ・カヤックで釣りをしている人から聞いた話ですが、釣りをしている最中にやってきたサメからカヤックごと体当たりされたそうです。ものすごい衝撃を受けたがかろうじて沈せずに済んで命拾いをされたと。私がシーカヤックではそんな話はほとんど聞いたことがない。シットオンよりも大きいから攻撃されないのだろうといったところ、”サメにもテリトリーがあってその中に入ると攻撃すしてくる”という。そして”釣りの場合はそのテリトリーの中にずっと留まっているが、シーカヤックツーリングはテリトリーを通過するだけだから襲わないのではないか”と。この話について信じて救われたいと思うが、海上で長々と休憩していたらシーカヤックでもやばいということになるでしょうね。

2