
韓国巨済島でシーカヤックと自転車のジョイントツアーをしたキム・ナムジュンさんから本を頂きました。童話作家であるナムジュンさんの最新作で題名は「モッチョ プロ、セバルチャジョンゴ」(かっこよかよ、三輪車)です。。
話のイントロはこのように始まります。ソウルの小学生・キリミは夏休みの間、智異山麓の村にあるお父さんの実家で生活します。アトピーがあることから空気がきれいで水が住んでいる田舎で暮らすことになったのです。ところがテレビもパソコンもそして友達もいないおじいちゃんの家は退屈で退屈でごろごろと寝てばかり、食欲も湧いてきません。そんなある日、自転車で韓国一周している一番末の叔父さんが立ち寄ります。折よく村内で「第10回智異山自転車大会」が開催され、おじさんの自転車に一輪車を連結し二人乗りで参加します。ヘルメットをかぶっている人はごく少数、服装も自転車もさまざま、そして勝負を競わないちょっと変わった自転車大会の模様が中心となって話が展開されていきます。

普通、三輪車といえば幼児用のものですが、この本ではマウンテンバイクの後ろにペダル付きの一輪車を連結した三輪車です。キリミ君は大会が終わった後、大人用自転車の練習を始めます。やっぱり自転車もシーカヤック同様に、一人乗りの方が面白いですからね。

0