江戸っ子は初物が好き。落語では、「初ガツオ」女房を質に入れて
でも買う話や大店のダンナが、現代のお金に直すと10万円以上で
買ったと言う話もある。
「野にスイカ、耳にクマゼミ、初マンゴー」あまりうまくないな。
先を争うように買われたマンゴーも、やや余り気味。
農家の友人やご近所からマンゴーをよくいただくようになった。
おまけにスイカ付き。沖縄では今帰仁村のスイカが有名であるが、
食べごろをうまく調整すると宮古島のスイカもおいしい。
子供の頃、スイカを食べるのに塩をかけた記憶があるが、きっと
甘みを増すために塩をかけたのだろう。品種が変わったのか、
今のスイカは甘いものが多い。時折、いただいたマンゴーとスイカを
おやつがわりに海へ持っていく。松山のクラブでこの2品の入った
フルーツを注文すれば、数万円はするだろう。
もちろん船の上では無料なので遠慮なさらず食べてください。
マンゴーとスイカが一緒に並んだ場合は、食べ方がある。
値段からすれば、マンゴーからいただきたいところだが、
マンゴーから先に食べてしまうとマンゴーの甘さがスイカの甘さを
邪魔してスイカがただの瓜になってしまうので、まずはスイカから
いただいて、次にマンゴーをほおばる。
両方の美味しさを味わうためには、スイカからと言うわけ。
