月桃(ゲットウ)は、ショウガ科の多年草、熱帯から
亜熱帯アジアに分布し日本では沖縄県から九州南部に分布する。
名前は漢名の月桃の読みから。沖縄県ではサンニンと呼ばれる。
(植物図鑑から)
玄関を出て少し歩くと、独特の香りが漂ってきた。
香りに誘われて歩いていくとサンニンの白い花のつぼみが今にも
咲き始めようとしている。
沖縄ではサンニンの葉にモチを包んで蒸したり(冬至の風習)
サンニンの葉でお茶をつくったりする。
サンニンの葉には虫よけ効果があり、昔はタンスの中にサンニンの
葉を入れていたそうだ。
時期が決まっているのかどうかはわからないが、独特の香りを
出すときがある。仁丹の原料もこのサンニンから作られたと
聞いたことがある。
(仁丹なんて、今の若い子は知らないかもしれないなぁ)
沖縄では雑草のごとくはえているのが普通だ。
最近、あまり歩くことがないので、サンニンの香りが懐かしく
感じる。月桃(ゲットウ)・・・・・美しい名前だ。