雨が降るには降るけれど、まとまった雨が降らず、
沖縄県全般に少雨傾向。
特に南西諸島は干ばつ被害が出ている。
11月20日には、石垣島で夜間断水が始まった。
宮古島は、川らしい川はないが他の沖縄の島に比べて
地下水が豊富で断水などの措置は
ほとんど行われたことがない。
山も川もなく地下水が豊富なのは、島全体がバケツのような
もので、地下にたまった水が外へ流れていかない
自然の作りになっている。
科学は発達しても、雨を調整して降らすことは出来ない。
でも、このまま、まとまった雨が降らなければ
農家など深刻な被害が予想される。
と、なれば、やることはただ一つ!
各地で「雨乞い」が始まった。
宮古島に伝わる「クイチャー」という踊りも、そもそもは
雨乞いの踊りである。
小浜島で雨乞いが行われた翌日、雨が降ったが期待したほどは
降らなかったそうだ。
石垣島は観光客数が多く増え続けている。
当然のことながら水の使用量も増えることになる。
リゾートホテルなどは大きな貯水タンクがあるので、
民家ほど水には困らないが観光客にも節水を呼び掛けている。
普段は当たり前のように使っている水にも限りがある。
トイレやシャワーを浴びれない生活は不便なものだ。
