先日の食卓には「四角豆」があった。
この宮古島にきて初めて食べた島野菜だ。
独特の形をしていてヨーロッパでは
ウィング・ビーンズと呼ばれているそうだ。
サッと湯がいたり、天ぷらにしていただく。
これがまた美味しい。
沖縄では「ウリズン豆」と呼んでいる。
うりずんとは潤う季節、4月頃に迎える初夏のこと。
四角豆は夏に成長して10月11月に旬を迎える。
緑黄色野菜特有のカロチンやビタミンCが多く
含まれていて抗酸化作用があり
生活習慣病の予防や免疫作用がある。
あまり耳慣れないビタミンKが多く含まれている
珍しい野菜でもある。
四角豆が食卓に出始めると、それは夏の終わりを告げる。
市場があった頃は、珍しくもない野菜の一つだったが、
最近では島の駅まで行かないと手に入らない。
スーパーで売られているのは、ほとんどが
東南アジアから輸入されてきている。
買うときに注意するのは、色鮮やかなものを選ぶこと。
調理するときは過熱しすぎないこと。
冷凍保存も出来るのでありがたい野菜である。
