去年のクリスマスは、麻雀大会になってしまった。
賭け事に興味はまったくないが、
麻雀だけは大好き。
東京直行便の飛行機が飛ぶまで、宮古島には
ダイビングショップが片手で数えるほどしか
なかった。
よく「どこそこのショップと、
どこそこのショップは仲が悪い。」なんて
話が聞こえてくることがある。
ショップが少なかった頃は、
みんな仲がよかった。
その理由のひとつが、仲たがいすると麻雀の
メンツが足りなくなってしまうから。
漁師連中も賭け事が大好きであるが、麻雀を知らない。
島には昔、雀荘があったが、中にいる顔ぶれは
決まっていた。
宮古島の人は、ほとんど麻雀をしない。
今みたいにお客さんも多くなかった時代は、
冬になるとショップ連中が集まって
麻雀ばかりしていた。
昭和天皇が崩御したのも知らずに数日間麻雀を
していた。
お客さんも麻雀好きな人は、ダイビングそっちのけで
麻雀をして、帰りの飛行機賃をとっていく
強者もいたっけ。
もし飛行機に麻雀台があるのなら地球の裏側に
行くのも平気なような気がする。
とにもかくにも、昔は、ショップ連中が集まって
麻雀ばかりしていた時代があったのだ。
