伊良部島の早口言葉に、
「伊良部の家に豚小屋のない家はない。」
というのがある。
どこが早口言葉?
方言で家のことを「ヤー」という。
豚を「ワー」
ないということを「ニャーン」という。
「イラブのヤーにワーのヤーのニャーンヤーは、
ニャーン、イ」
言葉の最後の「イ」は、文字で表す句読点の丸で、
伊良部方言の特徴である。
方言の言葉遊びにには他にもいろいろとある。
雨の日に網を編む。「アミの日に編むをアミ。」
牛を後ろから押せ。「ウスチビからウシ。」
市内に古くからあるレストラン野村。
その系列店が空港と空港近くにもう一軒
そして仕出屋さんもやっている。
注目するのは、店の名前を方言にしている。
空港店が「パイパイ」
南のことをパイというが、おそらくバイバイをもじって
パイパイにしたのかもしれない。
仕出屋さんがプカラスという。
めでたいことを方言でプカラス。
字で表せば「寿す」となる。
空港近くのレストランが「バッシライン」
唯一の二車線道路に面している。
沖縄にはバスレーンというのがある。
方言で忘れられないというのを
「バッシライン」という。
この二つの意味を込めて「バッシライン」
看板を見るたびに「素晴らしい」と感心する。
