JTAの機内誌に琉球料理の特集が載っていた。
沖縄料理は、沖縄県の郷土料理のこと。
琉球料理とも呼ばれるが、この場合は琉球王朝時代の
宮廷料理をさすことが多い。
琉球王朝時代から続く沖縄の伝統的な
「琉球料理」は2019年に日本遺産として認定された。
テレビをみていても中華料理などは
タレントのように有名な料理人が出てくるが、
琉球料理の料理人というのは出てこない。
「琉球料理の代表的なのを言ってごらん」
と言われてもなかなか思いつかない。
豚肉料理のラフティーやイリチーくらいなもの。
「イリチーって、どんな料理ですか?」
と聞かれて、豚の血液に泡盛と味噌を
合わせてもみほぐし、カマボコやダイコンなどの
具材を入れて炒めて煮る。
聞く人によってはゲテモノ料理にしか思えない。
また、琉球王朝料理の専門店というのを
あまり聞かない。
琉球料理と沖縄料理は区別がつかない。
もし決定的な違いがあるとすれば
「ティーアンダー」だろう。
沖縄料理は「ダッファ料理」大皿に炒めたものや、
煮物料理を山盛りのっけたもの。
材料をザクザク切ってサッと調理するのが沖縄料理。
手間暇と愛情をかける料理をティーアンダーという。
身近にある食材を手間暇かけて調理するから
ティーアンダーがはいっておいしくなる。
それが琉球料理である。
