夏の暑さをものともせずに元気に花を
咲かせる植物の代表的なのが
木槿(ムクゲ) 百日紅(サルスベリ)
夾竹桃(キョウチクトウ)。
開花時期は真夏の暑い時期であるが、
市内ビーチの近くに夾竹桃が咲いていた。
夾竹桃は4月に新芽をあらわして7月くらいから
咲き始める。
例年よりも一ヶ月以上早く咲いていることになる。
夾竹桃は江戸時代にインドから中国を通って
日本に渡ってきたそうだ。
名前の由来は、葉が細長く竹の葉に似ていて、
花が桃の花に似ていることから夾という漢字の
意味で混じるや挟まるという意味の一文字が加わり
竹と桃が混ざり合った様子をあらわし
「夾竹桃」と名付けられたとか。
原子爆弾の被爆地広島では75年間草木も
生えないと言われていた。
その広島の大地にいち早く咲いた花、広島市民に
希望の光を与えてくれた花として
復興のシンボルとなり夾竹桃は広島市の花に
指定されているそうだ。
昔から美しい花にはトゲがあると言われているが、
夾竹桃には、花、葉 枝 根 果実、全てに毒がある。
その毒性は青酸カリの数十倍とも言われている。
歴史的にはアレキサンダーの軍隊が夾竹桃の枝で
肉を刺して焼いたことから
中毒を起こしたという記述がある。
沖縄でもバーベキューで枝木を使って、
その煙を吸い込んだことで事故を起こしている。
花に触れたり木々を触ったりしない方がいい。
