「さよならは言わないよ」 「俺もだ」





  こちらは HN:やや矢野屋 による
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  「宇宙戦艦ヤマト」がメイン 他に「マイマイ新子と千年の魔法」など

2009/12/4

「マイマイ新子と千年の魔法」微力ながら支援  マイマイ新子と千年の魔法

ずっと頭の中で温めていた「マイマイ新子」に関する文章を書き上げ、ホッと肩の荷を下ろした気分になっていたのですが……
今朝になって、眠気も吹っ飛ぶようなツイートを見てしまいました。
ご許可をいただいたので、その片渕須直監督のツイートを紹介いたします。


katabuchi_sunao

マイマイ新子の続映がピンチです! 可能なお客様は、できるだけこの週末にご覧いただけるとありがたいです。

実際は、来週末はまだ大丈夫なのかもしれません。ですが、そのあとも上映を引き取っていただける小屋を見い出したい。そのためにも、今盛り上がってきてていただいている口コミが、人を集めつつあるのだと、実証できればこれに勝るものはありません。よろしくお願いいたします。

自分では泣ける映画作るつもりなんかこれっぽっちもなかったのに冒頭から涙ぐんでくださる方がいる。それは映画の奇跡です。自分が作った映画ではない。見てくださった方それぞれの心の中で完成した映画です。泣いてくださった方があったとしたら、そんな映画を作り上げたのはあなた自身なんです。

いわば僕は作り手の立場をすでに離れたわけで、その上で、たくさんの方が一本の映画に涙ぐんでくださっているというこの状況を大事なものとして感じていたい。だからこそ、この映画はこれからも上映されるべきだと思いますし、少しでも長く、多く続映される機会の得られることを願っています。



そ、そんな、もったいない!
この作品を映画館で観る機会が減ってしまうというのは、本当にもったいないです!

このブログはヤマトWEBリングにしか登録していないので、おそらくご覧くださっている方のほとんどはヤマトファンではないかと思われます。
作中で描かれる昭和30年代から、約15〜20年ほど経過した時代の子供たち。
ラジオよりもテレビの方が身近な娯楽となり、冷蔵庫は既に電化製品。
友達の家に遊びに行くにしても、徒歩で駆け回るより自転車で移動することが多かったかも。
でも、子供同士の人間関係や、周囲の大人との関わりは、この映画の時代とそんなに変わりはなかったと思います。
小川を堰き止めてダムを造ったり、洞窟を探検したり、お菓子のオマケを集めたり……新子ちゃんたちに通じる原体験をお持ちの方も、きっと多いのではないでしょうか。
映画の中で笑いさざめく子供たち。
そこに、かつての貴方や、貴方の友達のだれかが、いるかもしれません。

新子ちゃんと貴伊子ちゃんが千年の時を超えていにしえの波打ち際を見はるかす時、私たち観客は失われた麦畑や小川へと歩を進めます。
新子ちゃんの「今」は観客にとっての「過去」であり、一方で新子ちゃんと平安時代中期の諾子を結びつける「子供時代」という共通項は、観客である私達をも「ふたつの過去」に重ね合わせます。
監督のおっしゃる、「そんな映画を作り上げたのはあなた自身なんです」という言葉が表すものは、「マイマイ新子」が内包するこの三層構造から生まれるのではないかと思います。
つまり、観客自身の体験と視点が動き出す仕掛けが、映画の中に既に組み込まれているのです。

さあ、あとは貴方自身がこの映画の「魔法」を体験するだけです。
是非、映画館の大スクリーンで。



ネタバレにならないように感想を言うとしたら、あと二点。

この映画を観ている間、現実の時間の感覚は完全に吹っ飛んでいました。
「今、映画が始まって○○分くらいかなあ」とか、全然わからなかったです。
ただひたすら「映画の中の時間」で呼吸しておりました。
終わった後で「え!あれで90分だったの?!」と驚きました。
もっとずっと長く感じましたよ。

絵的な面では、常に光源の種類と位置がわかるような、「明るさと暗さ」の繊細な表現に心を奪われました。
朝夕だけでなく、午前と午後でも色を変える屋内外の景色。
明かりが消えた瞬間に天と地の光量が逆転する夏の夜。
時間や季節の変化を伝える光線の描写がとにかく素晴らしかったです。


くどいようですが、この作品を映画館で観ないのは本当に本当にもったいないです!!
公式サイトと上映館のリンクを再掲しますので、鑑賞可能な劇場を探し出し、交通手段の算段をつけて、是非ともご覧になって下さいませ。

「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト
上映館一覧


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